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定数計算機能
仮に現在の10,000円の価値は1年間で10%上がると仮定します。
すると、
1年後:10,000円×1.1=11,000円
2年後:11,000円×1.1=12,100円
3年後:12,100円×1.1=13,310円
というように価値が上がっていきます。
書き換えると
1年後:10,000円×1.1=11,000円
2年後:10,000円×1.1×1.1=12,100円
3年後:10,000円×1.1×1.1×1.1=13,310円
となります。
これを見て気づくのは、同じ1.1を何度もかける計算を行っているということです。
3回くらいであれば、は、 × 1 ・ 1 を3回繰り返せばいいので、まだできそうですが、10回繰り返すということになると打ち間違いも多くなってしまい大変です。
そこで電卓には、定数計算機能といってこのような繰り返し計算をラクにする機能がついています。
まずは、10,000円×1.1×1.1×1.1
を電卓で計算してみましょう。
1 0 0 0 0
× 1 ・ 1
× 1 ・ 1
× 1 ・ 1
=
と叩くと13,310円が求められると思います。
これでは同じキーを何度も押すことになり大変なので、定数計算機能を使います。
定数計算機能を使った場合
1 ・ 1 × ×
1 0 0 0 0
=
=
=
このように、
× 1 ・ 1
を何回も繰り返す普通の打ち方と比べて、定数計算を行った場合の方がラクにミスなく計算することができます。
なお、この打ち方はCASIO、SHARP共通です。
ただし、SHARPの場合には、
1 ・ 1 ×
1 0 0 0 0
=
=
=
というように、最初の × キーを1回押すだけで定数計算を行うことができます。