日商簿記2級・3級のネット試験(CBT方式)についてまとめました。

このページでは、2020年12月から実施される日商簿記2級・3級のネット試験についてまとめています。

最新情報

2020年11月20日、日本商工会議所から

日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験の受験申込みについて

が公表されました。

今回のお知らせでは、ネット試験方式の受験申込方法(インターネット受付のみ)試験施行開始日等について明らかにされました。

11月20日公表 「日商簿記検定試験(2級・3級)ネット試験の受験申込みについて」まとめ
  • 第156回試験に申し込めなかった方を対象とする「先行受付」の実施
  • 「先行受付」の概要
  • ネット試験方式の施行開始日
  • 試験会場は「テストセンター」
  • ネット試験で出題される問題は、出題区分表に基づく学習内容を幅広く問う新たな日商簿記検定試験問題となる

ネット試験の申込みには、「先行受付」「通常受付」の2種類があります。

今回は、「先行受付」について明らかにされました。

「先行受付」は、第156回試験に申込みできなかった2級・3級の受験希望者とされています。

第156回試験を受験された方、その他の方々の申込受付については、後日案内される「通常受付」の方に回って欲しいとのことです。

「先行受付」の概要です。

  • 2020年11月24日(火)11時から2020年11月26日(木)17時までの間に、申込専用ページで「My Page」登録をする
  • 「My Page」登録したEメールアドレスに、試験予約開始日時、および予約方法など詳細が書かれたメールが届く

ネット試験の施行開始日は

3級:2020年12月14日(月)

2級:2020年12月21日(月)

となっています。

ただし、年末年始の2020年12月28日(月)から2021年1月4日(月)は、「テストセンター」は全国で休止となります。

ネット試験は、各地商工会議所が認定した「テストセンター」で施行されます。

「テストセンター」は、全国47都道府県のすべてに設置され、その数は2020年12月の施行開始時点で76都市112会場とのことです。

設置都市名と設置数は、日商簿記検定2級・3級ネット試験 テストセンター 設置都市一覧 から確認することができます。

ネット試験で出題される問題についても明らかにされました。

ネット試験で出題される問題は、

現在実施しているペーパーによる統一試験方式の問題そのままではなく

出題区分表に基づく学習内容を幅広く問う新たな日商簿記検定試験問題になるとのことです。

 

2020年9月、日本商工会議所から

「日商簿記検定試験(2級・3級)」へのネット試験方式の追加について

が公表されました。

これによると

日商簿記検定試験の2級と3級について、年3回(6月、11月、2月)の統一試験日にペーパーで行う従来の試験方式(統一試験方式)に加えて、随時施行が可能なネット試験方式(CBT方式)による試験を実施する

とのことです。

従来の統一試験と今回新しく開始されるネット試験では、

  • 試験日
  • 試験時間
  • 試験会場
  • 申込方法
  • 合格発表方法

などについて多くの違いがあります。

まだ、どのような試験なのか不明な点が多く、受験を予定されている方、受けてみたい方は不安ですよね?

そこで、今回は統一試験とネット試験の違いについて、わかりやすくまとめてみました。

 

日商簿記2級・3級のネット試験(CBT方式)

ネット試験(CBT方式)と統一試験の違いについて、ざっくりとまとめると次の表のようになります。

ネット試験(CBT方式)と統一試験の違い

  ネット試験 統一試験
試験日 テストセンターが定める日時 6月、11月、2月
試験会場 テストセンター 学校、商工会議所など
試験時間
2021年2月まで
3級:60分
2級:90分
3級:120分
2級:120分
試験時間
2021年6月~
3級:60分
2級:90分
3級:60分
2級:90分
出題範囲 出題区分表による 出題区分表による
申込方法 全国統一申込サイト 各商工会議所
受験料 2級 4,720円
3級 2,850円
2級 4,720円
3級 2,850円
合格発表日 試験終了後すぐ 各商工会議所による

試験日

日商簿記検定試験の2級と3級は、6月・11月・2月の年3回試験が行われてきました(統一試験方式)。

2020年12月からは、この統一試験方式に加えて、ネット試験方式(CBT方式)による試験が実施されます。

ネット試験方式(CBT方式)では、テストセンターが定める日時で随時試験が実施されます。

ネット試験方式(CBT方式)では、年3回という制限がなくなり、受験機会が増える点がメリットになります。

試験会場

統一試験方式では、学校や各地の商工会議所などの受験会場で試験が行われます。

ネット試験方式(CBT方式)の場合、全国100か所(2020年9月現在)に設置されるテストセンターで試験が行われます。

試験時間

ネット試験方式(CBT方式)では、試験時間が簿記3級60分、簿記2級90分となります。

統一試験方式では、2020年11月と2021年2月試験は、従来通り簿記3級120分、簿記2級120分で実施され、2021年6月以降は、ネット試験方式(CBT方式)と同じ簿記3級60分、簿記2級90分となります。

出題範囲

ネット試験方式(CBT方式)は、統一試験方式と同じ出題範囲となります。

ただし、出題形式は「若干の変更」を予定しています。後日、サンプル問題が検定ホームページで公開される予定です。

なお、2021年度、2022年度は、収益認識基準適用に伴う試験範囲の改定が予定されています。

試験の申込方法

統一試験方式では、従来通り、各地の商工会議所で申込を行い受験します。

ネット試験方式(CBT方式)では、「テストセンター」の全国統一申込サイトから、受験希望日時、受験希望会場、受験者情報等を入力し、クレジットカード、コンビニ払いにより受験料および申込手数料を支払い申込みます。

受験料

統一試験方式とネット試験方式(CBT方式)で受験料は変わりません。

2級 4,720円、3級 2,850円となります。

試験方式

統一試験方式では、受験生に全国共通の問題が配付され、一斉に試験が実施されます。

受験生には、問題用紙・解答用紙・計算用紙が配られます。電卓、シャープペン(または鉛筆)を使い、紙に記入して解答します。

統一試験方式では、問題用紙・計算用紙を持ち帰ることができます。

ネット試験方式(CBT方式)では、受験生ごとに異なる試験問題が出題されます。試験問題は、インターネットを介して受験生のパソコンに配信され、モニター画面に表示されます。

ネット試験方式(CBT方式)では、試験会場で計算用紙1枚が配布されます。受験生は、画面に映し出された問題を見て、計算用紙に書き込むなどして答えを出し、パソコン上で解答を入力します。計算用紙は試験終了後回収されます。

合格発表

統一試験方式では、受験した商工会議所ごとに合格発表が実施されます。

ネット試験方式(CBT方式)では、試験終了後、自動採点が行われ、即時に合否が判定されます。

合格者にはデジタル合格証が即日交付されます。

ネット試験方式(CBT方式)のメリット・デメリット

ネット試験方式(CBT方式)のメリットとデメリットを挙げてみました。

メリット

  • 自分の好きなタイミングで受験ができる。
  • 年3回という回数制限がなくなり、何回受験してもよいので、受験機会を増やせる。
  • 受験機会を増やせるので、試験問題の当たり外れのリスクが減る。
  • 1回の試験に賭ける必要がなくなり、プレッシャーも減る。
  • 合格可能性が高まる。

ネット試験が創設されることで、受験機会が増え、合格可能性が高まることは大きなメリットと言えそうです。

デメリット

  • 問題、答案用紙ともにパソコンのモニター画面に表示されるので、慣れが必要。
  • 問題用紙に数字やメモを書きこむことができない。手元の下書き用紙にメモを取りながら、パソコンに入力するため、問題が解きにくい。

まとめ

2020年12月にネット試験方式(CBT方式)が導入されることにより、日商簿記も大きく変わりそうです。

ネット試験方式(CBT方式)では、年3回という制限がなくなり、受験機会が増えるので大きなチャンス!

このチャンスを生かして、日商簿記の早期合格を勝ち取りたいですね。

当サイトでも、ネット試験に合格するための対策について随時まとめていきます。