このページでは、簿記受験生が意外と知らない電卓の使い方・基本的なキー操作方法についてまとめます。
1.ACキーとCキーの違い(カシオ CASIOの場合)
ACキー
ACキーはオールクリアの意味。
たとえば
1+3+5AC |
とキーを押した場合
1+3+5
の計算結果が全てクリアされ
0
が表示されます。(ただし、メモリーされている数値はクリアされません。GTメモリーはクリアされます。)
Cキー
Cキーはクリアの意味。直前に入力した数値がクリアされます。
たとえば
1+3+6C |
とキーを押した場合
1+3+6
のうち最後に入力した数値6だけがクリアされます。
そのため、続けて
5= |
を押せば
1+3+5= |
と押したのと同じことになり
9
が表示されます。
電卓で打ち間違えに気づいたとき、ついACキーを押してしまうという方が多いのではないでしょうか。
直前の数値だけをクリアしたい場合はCキーを使うようにするといいと思います。
2.CキーとCEキーの違い(シャープ SHARPの場合)
Cキー
Cキーはカシオのオールクリアとほぼ同じです。
たとえば
1+3+5C |
とキーを押した場合
1+3+5
の計算結果が全てクリアされ
0
が表示されます。(メモリーされている数値とGTメモリーはクリアされません。)
CEキー
CEキーはクリアエントリーの意味。直前に入力した数値がクリアされます。
たとえば
1+3+6CE |
とキーを押した場合
1+3+6
のうち最後に入力した数値6だけがクリアされます。
そのため、続けて
5= |
を押せば
1+3+5= |
と押したのと同じことになり
9
が表示されます。
CAキー
CAキーはクリアオールの意味。メモリーされている数値、GTメモリーも含めすべてクリアされます。
電卓で打ち間違えに気づいたとき、ついCキーやCAキーを押してしまうという方が多いと思います。
直前の数値だけをクリアしたい場合はCEキーを使うようにするといいと思います。
3.電卓への指の置き方
電卓の5のキーをよく見てみると、丸いポッチがついています。
- 電卓を打つときは中指の先でこのポッチ(つまり5のキー)を確かめながら打つようにします。
- なるべく指先は見ないで打つようにします。(問題用紙や答案用紙を見て電卓は見ないで打つ方がスピードが上がります。)
4.電卓を打つのは右手か左手か
電卓を打つのは右手でも左手でもどちらでもいいと思います。
右利きの場合、右手は筆記用具を持つため電卓は左手で打つのがいいと言われています(私はそうしました)が、慣れてしまえば大差ないのであまり気にする必要はないと思います。