第143回日商簿記2級第1問5は消費税について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような仕訳になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
商品(本体価格¥100,000)を売り上げ、8%の消費税を含めて代金は掛けとした。なお、消費税については税抜方式で記帳する。
目次
解説
商品(本体価格¥100,000)を売り上げ、8%の消費税を含めて代金は掛けとした。なお、消費税については税抜方式で記帳する。
商品の本体価格が¥100,000で8%分の消費税を加算すると、¥108,000。この金額を掛けとします。
8%の消費税を含めて(売上)代金は掛けとした。➡売掛金
売掛金➡資産
資産の増加=借方
(借) 売掛金 108,000
(貸)
(貸)
商品(本体価格¥100,000)を売り上げ、8%の消費税…については税抜方式で記帳する。
税抜き方式の場合、売上代金と消費税分を分けて仕訳を行います。消費税分は仮受消費税で処理します。
税抜方式➡売上➡¥100,000
売上➡収益
収益の発生=貸方
仮受消費税➡負債➡¥8,000
負債の増加=貸方
(借)
(貸) 売 上 100,000
(貸) 仮受消費税 8,000
(貸) 売 上 100,000
(貸) 仮受消費税 8,000
以上の仕訳をまとめると解答の仕訳となります。
解答
(借) 売掛金 108,000
(貸) 売 上 100,000
(貸) 仮受消費税 8,000
(貸) 売 上 100,000
(貸) 仮受消費税 8,000
第143回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 有価証券の購入、端数利息の処理 |
2 | 商品保証引当金 |
3 | 会社設立時の株式の発行 |
4 | 剰余金の配当 |
5 | 消費税 |