第138回日商簿記2級第1問3は割賦販売について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような仕訳になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
商品(原価¥120,000、売価¥240,000)を毎月末の分割払い(6回の均等額払い)の条件で売り渡した。なお、割賦販売の収益は販売基準により計上している。
目次
解説
商品(原価¥120,000、売価¥240,000)を毎月末の分割払い(6回の均等額払い)の条件で売り渡した。なお、割賦販売の収益は販売基準により計上している。
割賦販売の収益の計上➡販売基準
😯 販売した分(売価¥240,000)だけ収益を計上します。分割払いだから¥40,000(=¥240,000÷6回)としないように注意!
割賦売上➡収益
収益の発生=貸方
(借)
(貸) 割賦売上 240,000
(貸) 割賦売上 240,000
一方、借方は商品代金をあとで受け取る権利である割賦売掛金を計上します。
割賦売掛金➡資産
資産の増加=借方
(借) 割賦売掛金 240,000
(貸)
(貸)
以上の仕訳をまとめると解答の仕訳となります。
解答
(借) 割賦売掛金 240,000
(貸) 割賦売上 240,000
(貸) 割賦売上 240,000
第138回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 固定資産の滅失 |
2 | 不渡手形 |
3 | 割賦販売 |
4 | 商品保証引当金 |
5 | 消費税の処理 |