第138回日商簿記2級第1問4は商品保証引当金の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような仕訳になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
前期に保証書を付して販売した商品について、顧客より無料修理の申し出があったので、修理業者に修理を依頼し、代金¥40,000は現金で支払った。なお、前期の決算で計上した商品保証引当金の残高は¥100,000である。
目次
解説
…修理業者に修理を依頼し、代金¥40,000は現金で支払った。…
修理業者に代金を現金で支払っているので、現金を減らします。
現金➡資産
現金で支払った➡資産の減少=貸方
(借)
(貸) 現 金 40,000
(貸) 現 金 40,000
…商品保証引当金の残高は¥100,000である。
修理にかかったお金は何もなければ「修繕費」という費用で処理しますが、商品保証引当金の残高がある場合は「商品保証引当金」を取り崩します。勘定科目群には「修繕費」がひっかけで用意されているので、引っかからないように注意しましょう。
商品保証引当金➡負債
商品保証引当金の取り崩し➡負債の減少=借方
(借) 商品保証引当金 40,000
(貸)
(貸)
以上の仕訳をまとめると解答の仕訳となります。
解答
(借) 商品保証引当金 40,000
(貸) 現 金 40,000
(貸) 現 金 40,000
第138回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 固定資産の滅失 |
2 | 不渡手形 |
3 | 割賦販売 |
4 | 商品保証引当金 |
5 | 消費税の処理 |