第135回日商簿記2級第1問2は源泉所得税、社会保険料の納付の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
K商事株式会社は、給料支払い時に控除していた源泉所得税¥400,000、住民税¥300,000および社会保険料¥100,000と会社負担の社会保険料¥100,000を合わせて小切手を振り出して納付した。
目次
解説
合わせて小切手を振り出して納付した。
小切手の振り出し➡当座預金
当座預金➡資産
資産の減少=貸方
(借)
(貸) 当座預金 900,000
(貸) 当座預金 900,000
給料支払い時に控除していた源泉所得税…、住民税…および社会保険料…と会社負担の社会保険料…を
😯 給料支払い時に控除していたかどうかがポイントです。
給料支払い時に控除していた分➡従業員預り金(勘定科目群より)
従業員預り金➡負債
控除していた分を代わりに支払った➡負債の減少=借方
(借) 従業員預り金 800,000
(貸)
(貸)
😯 会社負担分➡法定福利費(勘定科目群より)
従業員の社会保険料のうち会社負担分は会社の費用となります。
法定福利費➡費用
費用の発生=借方
(借) 法定福利費 100,000
(貸)
(貸)
解答
(借) 従業員預り金 800,000
(借) 法定福利費 100,000
(貸) 当座預金 900,000
(借) 法定福利費 100,000
(貸) 当座預金 900,000
第135回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 予約販売 |
2 | 源泉所得税、社会保険料の納付 |
3 | 固定資産の除却 |
4 | 手形の裏書、保証債務の計上 |
5 | 剰余金の配当 |