YouTube動画で簿記が学べる
これまで簿記の勉強と言えば、専門学校や資格試験予備校に通ったり、何万円もする通信教材を購入しDVD等を視聴するスタイルがスタンダードといえました。
でも、時代は変わりました。
今はYouTubeに簿記の勉強ができる良質な動画がたくさんアップされるようになり、YouTubeだけでも十分簿記の勉強ができるようになりました。
▼おすすめのYoutube講座はこちら。
簿記が学べるYouTube動画をまとめたよ。その中でも特に際立ってわかりやすいのはふくしままさゆきさんのYoutubeチャンネル。
このページでは
Youtubeのわかりやすい動画を視聴することで簿記の内容を徹底理解!
➡市販の教材を使って仕訳の問題を徹底演習!
という流れで、簿記3級の合格を確実にしていく方法を考えます。
【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきさんのYouTubeチャンネル
ふくしまさんのYoutubeチャンネル登録者数は、5.93万人。日本一わかりやすいYouTube簿記動画が配信されています。
簿記3級の動画だけで、なんと24本!動画の内容は、日商簿記3級の試験範囲にバッチリ対応しています。
そこで、「これから日商簿記3級の勉強を始めてみようかな?」と考えていらっしゃる方には、まずふくしまさんの動画をご覧になることをおすすめします。
ふくしまさんは、「ホントにゼロからの簿記3級 」というkindle本を書かれています。
簿記・会計の知識が『ホントにゼロ』でも
- 電卓なしで
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簿記入門&簿記3級の対策ができます。
この本は、Amazon 売れ筋ランキング 第1位。Amazonカスタマーレビューでも約170件で平均4.4という高評価を得ています。
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講義を視聴して内容が理解できたところで… 次はいよいよ問題演習です!
仕訳の練習問題を解いてみる
簿記の勉強は、講義を視聴してその内容を理解しただけでは足りません。
試験本番で問題が解けるようになるには、必ず手を動かして問題を解き、「仕訳」をマスターすることが必要になります。
ふくしまさんのKindle本勉強するもよし。
紙の本をそばに置いておきたいという受験生は、最近出版された『Let’s Start! 新しい日商簿記3級 テキスト&問題集 2020年度版』(「新しい日商簿記3級」)がおすすめです。
簿記系のYoutube動画とも相性が良いです。
「新しい日商簿記3級」は、簿記やFPなど資格書籍のベストセラー作家 滝澤 ななみ先生が、これまでの作品の集大成として書かれた簿記のテキスト&問題集。
2020年4月に出版されたばかりということで、最新の試験傾向に一番合っている教材です。
当サイトでは、「新しい日商簿記3級のテキスト」の中から、日商簿記3級において重要な仕訳問題を単元ごとに掲載していくことにしました。
ここで掲載する仕訳問題は、このテキストの例題が元ネタ(滝澤 ななみ先生の許可を得ています)。
この問題を繰り返し解いてマスターすれば、必ず仕訳ができるようになりますよ!
- 問題文を読んで少し考えてみる
- 自分の答えが出たら解答と照らし合わせて答え合わせ
- その仕訳になる理由をチェック
という感じで使ってみてください。
それでは、日商簿記3級の固定資産、経費、商品券、貸付金・借入金、預り金、仮払金・仮受金、保証金の仕訳をマスターしていきましょう!
固定資産、経費等
簿記3級独学応援っ!⑥固定資産、経費等の仕訳がメッチャわかる!
まずは、動画を視聴しましょう。
この動画では、固定資産、経費等についてわかりやすく解説されています。
動画を視聴したら仕訳です。「新しい日商簿記3級」から厳選した例題を掲載しました。ぜひ問題を解いてみてください。
有形固定資産の購入、付随費用の仕訳
有形固定資産を購入したときは、購入したときの本体価格(購入代価)に、使うまでにかかった費用(付随費用)を含めた金額(取得原価)で仕訳します。
有形固定資産を購入したとき
取得原価:780円+20円=800円
(貸) 当座預金 800
●「当座預金」(資産)が減少した➡「当座預金」は貸方(右側)
取得原価:300円+10円=310円
(貸) 当座預金 300
(貸) 現 金 10
●「当座預金」(資産)が減少した➡「当座預金」は貸方(右側)
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
未払金と未収入金の仕訳
有形固定資産や消耗品など、商品以外のものを後払いで購入したときの、あとで代金を支払わなければならない義務は未払金(負債)で処理します。
有形固定資産など、商品以外のものを売却し、代金はあとで受け取るとしたときの、あとで代金を受け取る権利は未収入金(資産)で処理します。
有形固定資産等を後払いで購入したとき
(貸) 未払金 500
●「未払金」(負債)が増加した➡「未払金」は貸方(右側)
(貸) 未払金 100
●「未払金」(負債)が増加した➡「未払金」は貸方(右側)
消耗品の仕訳
消耗品を購入したとき
(貸) 現 金 100
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
通信費と租税公課の仕訳
切手やはがき、収入印紙を購入したとき
(借) 租税公課 200
(貸) 現 金 300
●「租税公課」(費用)が増加した➡「租税公課」は借方(左側)
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
決算日に切手やはがき、印紙が残っているとき
通信費(費用)として費用計上した郵便切手やはがき、租税公課(費用)として費用計上した収入印紙が、決算日において残っている場合には、残っている分を通信費(費用)や租税公課(費用)から貯蔵品(資産)に振り替えます。
(貸) 通信費 20
(貸) 租税公課 30
●「通信費」(費用)が減少した➡「通信費」は貸方(右側)
●「租税公課」(費用)が減少した➡「租税公課」は貸方(右側)
翌期首の処理
決算日において、通信費(費用)や租税公課(費用)から貯蔵品(資産)に振り替えたときは、翌期首に決算時の仕訳の逆仕訳(再振替仕訳)をしてもとの勘定に振り戻します。
(借) 貯蔵品 50
(貸) 通信費 20
(貸) 租税公課 30
(借) 租税公課 30
(貸) 貯蔵品 50
●「租税公課」(費用)が増加した➡「租税公課」は借方(左側)
●「貯蔵品」(資産)が減少した➡「貯蔵品」は貸方(右側)
商品券による売上げの仕訳(売り上げたとき)
商品を売り上げ、商品券を受け取ったときの仕訳です。商品券はあとで換金できるので「資産」になります。
(貸) 売 上 200
●「売上」(収益)が増加した➡「収益」は貸方(右側)
商品券による売上げの仕訳(商品券精算)
商品券を精算したときの仕訳です。
(貸) 受取商品券 200
●「受取商品券」(資産)が減少した➡「受取商品券」は貸方(右側)
貸付金と借入金の仕訳
お金を貸したとき
(貸) 現 金 100
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
お金を借りたとき
(貸) 借入金 100
●「借入金」(負債)が増加した➡「借入金」は貸方(右側)
お金を返してもらい、利息と一緒に受け取ったとき
(貸) 貸付金 100
(貸) 受取利息 100
●「貸付金」(資産)が減少した➡「貸付金」は貸方(右側)
●「受取利息」(収益)が増加した➡「受取利息」は貸方(右側)
お金を返し、利息と一緒に支払ったとき
(借) 支払利息 5
(貸) 現 金 105
●「支払利息」(費用)が増加した➡「支払利息」は借方(左側)
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
利息の計算
支払利息の計算:100円×3%×8か月/12か月=2円
(借) 支払利息 2
(貸) 現 金 102
●「支払利息」(費用)が増加した➡「支払利息」は借方(左側)
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
給料の支払いの仕訳
給料の支払いをしたとき
[勘定科目]
当座預金 普通預金 所得税預り金 社会保険料預り金 給料
(貸) 所得税預り金 10
(貸) 社会保険料預り金 5
(貸) 当座預金 85
●「所得税預り金」(負債)が増加した➡「所得税預り金」は貸方(右側)
●「社会保険料預り金」(負債)が増加した➡「社会保険料預り金」は貸方(右側)
●「当座預金」(資産)が減少した➡「当座預金」は貸方(右側)
源泉所得税を納付したとき
[勘定科目]
現金 所得税預り金 社会保険料預り金 給料
(貸) 現 金 10
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
社会保険料を納付したとき
[勘定科目]
現金 所得税預り金 社会保険料預り金 法定福利費
(借) 法定福利費 5
(貸) 現 金 10
●「法定福利費」(費用)が増加した➡「法定福利費」は借方(左側)
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
仮払金の仕訳
旅費の仮払いをしたとき
会社が従業員に出張旅費の概算額を渡した場合、「仮払金」(資産)で処理します。
(貸) 現 金 100
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
旅費の精算をしたとき
出張から従業員が帰ってきて、使った金額が確定したら、「仮払金」(資産)から「旅費交通費」(費用)に振り替えます。
(借) 旅費交通費 80
(貸) 仮払金 100
●「旅費交通費」(費用)が増加した➡「旅費交通費」は借方(左側)
●「仮払金」(資産)が減少した➡「仮払金」は貸方(右側)
仮受金の仕訳
内容不明の入金があったとき
口座に入金があったものの、その内容が不明のとき、「仮受金」(負債)で処理します。
(貸) 仮受金 100
●「仮受金」(負債)が増加した➡「仮受金」は貸方(右側)
内容が判明したとき
後日、内容が判明したときは、「仮受金」(負債)から該当する勘定科目に振り替えます。
注文を受けた際の手付金は「前受金」(負債)で処理します。
(貸) 前受金 100
●「前受金」(負債)が増加した➡「前受金」は貸方(右側)
有形固定資産の貸借の仕訳
家賃を支払ったとき
敷金(差入保証金):100円×2か月=200円
(借) 差入保証金 200
(貸) 現 金 300
●「差入保証金」(資産)が増加した➡「差入保証金」は借方(左側)
●「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
まとめ
以上で日商簿記3級 固定資産、経費等の仕訳は終わりです。
問題文を見たら、すぐに仕訳が思い浮かぶようになるまで、しっかり練習してみましょう。
スマホでテキストを読み、講義を視聴し、問題が解ける全部入りの講座もあります。こちらもおすすめですよ。