【YouTubeで合格!日商簿記3級 その7】決算の仕訳

YouTube動画で簿記が学べる

これまで簿記の勉強と言えば、専門学校や資格試験予備校に通ったり、何万円もする通信教材を購入しDVD等を視聴するスタイルがスタンダードといえました。

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講義を視聴して内容が理解できたところで… 次はいよいよ問題演習です!

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当サイトでは、「新しい日商簿記3級のテキスト」の中から、日商簿記3級において重要な仕訳問題を単元ごとに掲載していくことにしました。

ここで掲載する仕訳問題は、このテキストの例題が元ネタ(滝澤 ななみ先生の許可を得ています)。

この問題を繰り返し解いてマスターすれば、必ず仕訳ができるようになりますよ!

  1. 問題文を読んで少し考えてみる
  2. 自分の答えが出たら解答と照らし合わせて答え合わせ
  3. その仕訳になる理由をチェック

という感じで使ってみてください。

それでは、日商簿記3級の決算の仕訳をマスターしていきましょう!

決算の仕訳

簿記3級独学応援っ!⑦決算の仕訳がメッチャわかる!

まずは、動画を視聴しましょう。

この動画で、決算の全体像を学びます。
   ↓

簿記3級独学応援っ!⑧決算の全体像【基礎18回+じっくり復習6回】 これをおさえないと精算表でつまづきます

 

この動画から、具体的な決算整理仕訳の学習に入ります。
   ↓

簿記3級独学応援っ!⑨決算整理仕訳1/3 『未収収益 未払費用 前受収益 前払費用 当座借越、現金過不足、当座借越、貯蔵品』

 

動画を視聴したら仕訳です。「新しい日商簿記3級」から厳選した例題を掲載しました。ぜひ問題を解いてみてください。

現金過不足の仕訳

帳簿上の現金残高(帳簿残高)と実際の現金残高(実際有高)が一致しない場合、「現金過不足」を使って処理します。

例 17-1 P.93
現金の帳簿残高は110円であるが、実際有高は100円であった。帳簿残高が実際有高になるように仕訳します。
(借) 現金過不足 10
   (貸) 現 金 10
「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
「現金」の反対側=借方(左側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は借方(左側)

 

例 17-2 P.93
現金の帳簿残高は150円であるが、実際有高は200円であった。帳簿残高が実際有高になるように仕訳します。
(借) 現 金 50
   (貸) 現金過不足 50
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「現金」の反対側=貸方(右側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は貸方(右側)

現金過不足の原因が判明したとき

後日、現金過不足の原因がわかったときは、現金過不足を正しい勘定科目に振り替えます

「振り替える」場合、まず現金過不足を減らします。現金過不足が借方に計上されていたら、その反対側(貸方)に記入します。そして、相手科目を正しい勘定科目で処理します。

例 17-3 P.94
以前に、現金不足10円が生じていたため、借方に現金過不足を計上していたが、本日、そのうち8円は水道光熱費の記帳漏れであることが判明した。
(借) 現金過不足 10
   (貸) 現 金 10
「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
「現金」の反対側=借方(左側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は借方(左側)
(借) 水道光熱費 8
   (貸) 現金過不足 8
「水道光熱費」(費用)が増加した➡「水道光熱費」は借方(左側)
「水道光熱費」の反対側=貸方(右側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は貸方(右側)

 

後日、現金過不足の原因がわかったときは、現金過不足を正しい勘定科目に振り替えます

「振り替える」場合、まず現金過不足を減らします。現金過不足が貸方に計上されていたら、その反対側(借方)に記入します。そして、相手科目を正しい勘定科目で処理します。

例 17-4 P.95
以前に、現金過剰50円が生じていたため、貸方に現金過不足を計上していたが、本日、そのうち30円は売掛金の回収額であることが判明した。
(借) 現 金 50
   (貸) 現金過不足 50
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「現金」の反対側=貸方(右側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は貸方(右側)
(借) 現金過不足 30
   (貸) 売掛金 30
「売掛金」(資産)が減少した➡「売掛金」は貸方(右側)
「売掛金」の反対側=借方(左側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は借方(左側)

決算日まで現金過不足の原因が判明しなかったとき

現金過不足の原因が決算日までわからなかったときは、現金過不足から「雑損」(費用)または「雑益」(収益)に振り替えます

例 17-5 P.96
決算日において、現金過不足勘定の残高が2円(借方残高)であるが、その原因は不明である。
(借) 現金過不足 ✖✖✖
   (貸) 現 金 ✖✖✖
「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)
「現金」の反対側=借方(左側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は借方(左側)
(借) 雑 損 2
   (貸) 現金過不足 2
「現金過不足」(借方残高)が減少した➡「現金過不足」は貸方(右側)
「雑損」(費用)が増加した➡「雑損」は借方(左側)

 

現金過不足の原因が決算日までわからなかったときは、現金過不足から「雑損」(費用)または「雑益」(収益)に振り替えます

例 17-6 P.97
決算日において、現金過不足勘定の残高が20円(貸方残高)であるが、その原因は不明である。
(借) 現 金 ✖✖✖
   (貸) 現金過不足 ✖✖✖
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「現金」の反対側=貸方(右側)を「現金過不足」とする➡「現金過不足」は貸方(右側)
(借) 現金過不足 20
   (貸) 雑 益 20
「現金過不足」(貸方残高)が減少した➡「現金過不足」は借方(左側)
「雑益」(収益)が増加した➡「雑益」は貸方(右側)

当座借越の仕訳

当座預金残高を超えて小切手を振り出したとき

例 20-1 P.105
A社に対する買掛金100円を支払うため、小切手を振り出した。当社の当座預金口座の残高は80円であったが、取引銀行と限度額200円の当座借越契約を結んでいる。
(借) 買掛金 100
   (貸) 当座預金 100
「買掛金」(負債)が減少した➡「買掛金」は借方(左側)
「当座預金」(資産)が減少した➡「当座預金」は貸方(右側)

決算日に当座借越の状態であるとき

例 20-2 P.106
決算日において、当座預金が20円の貸方残高であった。よって、当座借越勘定に振り替える。
(借) 当座預金 20
   (貸) 当座借越 20

「当座借越」の代わりに「借入金」を使う場合もあります。

「当座預金」(資産)が増加した➡「当座預金」は借方(左側)
「当座借越」(負債)が増加した➡「当座借越」は貸方(右側)

翌期首の処理

例 20-2 P.106
決算日において、当座預金が20円の貸方残高であった。よって、当座借越勘定に振り替えた。翌期首において、再振替仕訳を行う。
(借) 当座借越 20
   (貸) 当座預金 20

「当座借越」の代わりに「借入金」を使う場合もあります。

「当座借越」(負債)が減少した➡「当座借越」は借方(左側)
「当座預金」(資産)が減少した➡「当座預金」は貸方(右側)

通信費と租税公課の仕訳

切手やはがき、収入印紙を購入したとき

例 43-1 P.213
郵便切手100円と収入印紙200円を購入し、現金で支払った。
(借) 通信費 100
(借) 租税公課 200
   (貸) 現 金 300
「通信費」(費用)が増加した➡「通信費」は借方(左側)
「租税公課」(費用)が増加した➡「租税公課」は借方(左側)
「現金」(資産)が減少した➡「現金」は貸方(右側)

決算日に切手やはがき、印紙が残っているとき

通信費(費用)として費用計上した郵便切手やはがき、租税公課(費用)として費用計上した収入印紙が、決算日において残っている場合には、残っている分を通信費(費用)や租税公課(費用)から貯蔵品(資産)に振り替えます。

例 43-2 P.214
① 決算日において、通信費として計上した郵便切手のうち20円と、租税公課として計上した収入印紙のうち30円は未使用である。
(借) 貯蔵品 50
   (貸) 通信費 20
   (貸) 租税公課 30
「貯蔵品」(資産)が増加した➡「貯蔵品」は借方(左側)
「通信費」(費用)が減少した➡「通信費」は貸方(右側)
「租税公課」(費用)が減少した➡「租税公課」は貸方(右側)

翌期首の処理

決算日において、通信費(費用)や租税公課(費用)から貯蔵品(資産)に振り替えたときは、翌期首に決算時の仕訳の逆仕訳(再振替仕訳)をしてもとの勘定に振り戻します。

例 43-2 P.214
② この決算日の仕訳について、期首につき再振替仕訳を行う。

(借) 貯蔵品 50
   (貸) 通信費 20
   (貸) 租税公課 30
(借) 通信費 20
(借) 租税公課 30
   (貸) 貯蔵品 50
「通信費」(費用)が増加した➡「通信費」は借方(左側)
「租税公課」(費用)が増加した➡「租税公課」は借方(左側)
「貯蔵品」(資産)が減少した➡「貯蔵品」は貸方(右側)

収益・費用の未収・未払いの仕訳

収益の未収

例 45-1 P.219
当期の2月1日にA社に対して現金600円(年利率2%、貸付期間6か月、返済日に利息を受け取る)を貸し付けた。
本日(3月31日)、決算日につき、受取利息の未収計上を行う。

 当期分の利息:600円×2%÷12か月×2か月=2円
(借) 未収利息 2
   (貸) 受取利息 2
「未収利息」(資産)が増加した➡「未収利息」は借方(左側)
「受取利息」(収益)が増加した➡「受取利息」は貸方(右側)

翌期首の仕訳

例 45-1 P.219
以下の処理について、翌期首になったので、再振替仕訳を行う。
  ↓
当期の2月1日にA社に対して現金600円(年利率2%、貸付期間6か月、返済日に利息を受け取る)を貸し付けた。
本日(3月31日)、決算日につき、受取利息の未収計上を行う。

 当期分の利息:600円×2%÷12か月×2か月=2円
(借) 受取利息 2
   (貸) 未収利息 2
「受取利息」(収益)が減少した➡「受取利息」は借方(左側)
「未収利息」(資産)が減少した➡「未収利息」は貸方(右側)

費用の未払い

例 45-2 P.220
当期分の利息の未払額が2円ある。
(借) 支払利息 2
   (貸) 未払利息 2
「支払利息」(費用)が増加した➡「支払利息」は借方(左側)
「未払利息」(負債)が増加した➡「未払利息」は貸方(右側)

翌期首の仕訳

例 45-2 P.220
以下の処理について、翌期首になったので、再振替仕訳を行う。
  ↓
期分の利息の未払額が2円ある。
(借) 未払利息 2
   (貸) 支払利息 2
「未払利息」(負債)が減少した➡「未払利息」は借方(左側)
「支払利息」(費用)が減少した➡「支払利息」は貸方(右側)

収益・費用の前受け・前払いの仕訳

収益の前受け

例 46-1 P.223
当期の7月1日にB社に対して建物を貸し付け、1年分の家賃1,200円を受けとった。
本日(3月31日)、決算日につき、家賃の前受処理を行う。

 次期分の家賃:1,200円÷12か月×3か月=300円
(借) 受取家賃 300
   (貸) 前受家賃 300
「受取家賃」(収益)が減少した➡「受取家賃」は借方(左側)
「前受家賃」(負債)が増加した➡「前受家賃」は貸方(右側)

翌期首の仕訳

例 46-1 P.223
以下の処理について、翌期首になったので、再振替仕訳を行う。
  ↓
当期の7月1日にB社に対して建物を貸し付け、1年分の家賃1,200円を受けとった。
本日(3月31日)、決算日につき、家賃の前受処理を行う。

 次期分の家賃:1,200円÷12か月×3か月=300円
(借) 前受家賃 300
   (貸) 受取家賃 300
「前受家賃」(負債)が減少した➡「前受家賃」は借方(左側)
「受取家賃」(収益)が増加した➡「受取家賃」は貸方(右側)

費用の前払い

例 46-2 P.225
家賃の前払い額が300円ある。
(借) 前払家賃 300
   (貸) 支払家賃 300
「前払家賃」(資産)が増加した➡「前払家賃」は借方(左側)
「支払家賃」(費用)が減少した➡「支払家賃」は貸方(右側)

翌期首の仕訳

例 46-2 P.225
以下の処理について、翌期首になったので、再振替仕訳を行う。
  ↓
家賃の前払い額が300円ある。
(借) 支払家賃 300
   (貸) 前払家賃 300
「支払家賃」(費用)が増加した➡「支払家賃」は借方(左側)
「前払家賃」(資産)が減少した➡「前払家賃」は貸方(右側)

簿記3級独学応援っ!⑩決算整理仕訳2/3 『減価償却と貸倒引当金の仕訳がメッチャわかるっ!』

 

動画を視聴したら仕訳です。「新しい日商簿記3級」から厳選した例題を掲載しました。ぜひ問題を解いてみてください。

減価償却の仕訳

減価償却費は

減価償却費=(取得原価-残存価額)÷耐用年数

で求めます。

減価償却費の計算

例 36-1 P.181
決算において、当期首に購入した備品(取得原価400円、耐用年数4年、残存価額は0円)について、定額法により減価償却を行う。減価償却費はいくらか。
減価償却費:(400円-0円)÷4年=100円
例 36-2 P.181
決算において、当期首に購入した備品(取得原価400円、耐用年数4年、残存価額は取得原価の10%)について、定額法により減価償却を行う。減価償却費はいくらか。
残存価額:400円×10%=40円
減価償却費:(400円-40円)÷4年=90円
 または
減価償却費:400円×0.9÷4年=90円

減価償却費の記帳方法

例 36-3 P.182
決算において、当期首に購入した備品(取得原価400円、耐用年数4年、残存価額は取得原価の10%)について、定額法により減価償却を行う。なお、記帳方法は間接法である。
 減価償却費:400円×0.9÷4年=90円
(借) 減価償却費 90
   (貸) 備品減価償却累計額 90
「減価償却費」(費用)が増加した➡「減価償却費」は借方(左側)
「備品減価償却累計額」(資産のマイナス)が増加した➡「備品減価償却累計額」は貸方(右側)

期中に取得しているとき

例 36-4 P.183
✖2年3月31日の決算において、当期の8月1日に購入した備品(取得原価480円、耐用年数4年、残存価額は0)について、定額法により月割りで減価償却を行う。なお、記帳方法は間接法である。
 1年分の減価償却費:(480円-0円)÷4年=120円
 当期分の減価償却費:120円÷12か月×8か月=80円
(借) 減価償却費 80
   (貸) 備品減価償却累計額 80
「減価償却費」(費用)が増加した➡「減価償却費」は借方(左側)
「備品減価償却累計額」(資産のマイナス)が増加した➡「備品減価償却累計額」は貸方(右側)

有形固定資産の売却の仕訳

有形固定資産を売却したときの仕訳です。

まず、期首に有形固定資産を売却した場合、次に、期末に有形固定資産を売却した場合、最後に期中に有形固定資産を売却した場合を考えます。

期首に有形固定資産を売却したとき

例 37-1 P.187
当期首において、前期首に購入した備品(取得原価360円、減価償却累計額90円)を300円で売却し、代金は現金で受け取った。
(借) 現 金 300
(借) 備品減価償却累計額 90
   (貸) 備 品 360
   (貸) 固定資産売却益 30
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「備品減価償却累計額」(資産のマイナス)が減少した➡「備品減価償却累計額」は借方(左側)
「備品」(資産)が減少した➡「備品」は貸方(右側)
「固定資産売却益」(収益)が増加した➡「固定資産売却益」は貸方(右側)
例 37-2 P.188
当期首において、前期首に購入した備品(取得原価360円、減価償却累計額90円)を250円で売却し、代金は現金で受け取った。
(借) 現 金 250
(借) 備品減価償却累計額 90
(借) 固定資産売却損 20
   (貸) 備 品 360
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「備品減価償却累計額」(資産のマイナス)が減少した➡「備品減価償却累計額」は借方(左側)
「固定資産売却損」(費用)が増加した➡「固定資産売却損」は借方(左側)
「備品」(資産)が減少した➡「資産」は貸方(右側)

期末に有形固定資産を売却したとき

例 37-3 P.189
当期末において、前期首に購入した備品(取得原価360円、減価償却累計額90円)を200円で売却し、代金は現金で受け取った。
なお、当期分の減価償却費も定額法(残存価額は0円、耐用年数は4年)により計上すること
 当期分の減価償却費:(360円-0円)÷4年=90円
(借) 現 金 200
(借) 備品減価償却累計額 90
(借) 減価償却費 90
   (貸) 備 品 360
   (貸) 固定資産売却益 20
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「備品減価償却累計額」(資産のマイナス)が減少した➡「備品減価償却累計額」は借方(左側)
「減価償却費」(費用)が増加した➡「減価償却費」は借方(左側)
「備品」(資産)が減少した➡「資産」は貸方(右側)
「固定資産売却益」(収益)が増加した➡「固定資産売却益」は貸方(右側)

期中に有形固定資産を売却したとき

例 37-4 P.190
✖3年7月31日に、備品(取得原価360円、減価償却累計額90円)を200円で売却し、代金は現金で受け取った。
なお、当期は✖3年4月1日から✖4年3月31日までの1年で、当期分の減価償却費も定額法(残存価額は0円、耐用年数は4年)により月割りで計上すること。
 1年分の減価償却費:(360円-0円)÷4年=90円
 当期分の減価償却費:90円÷12か月×4か月=30円
(借) 現 金 200
(借) 備品減価償却累計額 90
(借) 減価償却費 30
(借) 固定資産売却損 40
   (貸) 備 品 360
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「備品減価償却累計額」(資産のマイナス)が減少した➡「備品減価償却累計額」は借方(左側)
「減価償却費」(費用)が増加した➡「減価償却費」は借方(左側)
「固定資産売却損」(費用)が増加した➡「固定資産売却損」は借方(左側)
「備品」(資産)が減少した➡「備品」は貸方(右側)

貸倒れと貸倒引当金の仕訳

貸倒れとは、得意先の倒産などにより、その得意先に対する売掛金や受取手形などの債権を回収できなくなることをいいます。

この貸倒れに備えて、決算日において売掛金や受取手形の残高があるときは、将来貸倒れがおこる可能性を見積もって、貸倒引当金を設定します。

決算日における貸倒引当金の設定

例 32-1 P.163
決算において、売掛金の期末残高100円について、2%の貸倒引当金を設定する。
 貸倒引当金の設定額:100円×2%=2円
(借) 貸倒引当金繰入 2
   (貸) 貸倒引当金 2
「貸倒引当金繰入」(費用)が増加した➡「貸倒引当金繰入」は借方(左側)
「貸倒引当金」(負債)が増加した➡「貸倒引当金」は貸方(右側)

決算日における貸倒引当金の設定(前期の貸倒引当金が残っているとき)

例 32-2 P.164
決算において、売掛金の期末残高300円について、2%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。なお、期末における貸倒引当金の残高は2円である。
 ①貸倒引当金の設定額:300円×2%=6円
 ②追加で計上する額:6円-2円=4円
(借) 貸倒引当金繰入 4
   (貸) 貸倒引当金 4
「貸倒引当金繰入」(費用)が増加した➡「貸倒引当金繰入」は借方(左側)
「貸倒引当金」(負債)が増加した➡「貸倒引当金」は貸方(右側)

貸倒れの処理

実際に得意先が倒産し、売掛金が回収できなくなったときの仕訳です。

前期発生の売掛金が貸し倒れた場合と、当期発生の売掛金が貸し倒れた場合で処理方法が異なります。

前期発生の売掛金が貸し倒れたとき

例 33-1 P.167
Y社に対する売掛金50円(前期に発生)が貸し倒れた。なお、貸倒引当金の残高は2円である。
 貸倒引当金を超える額:50円-2円=48円
(借) 貸倒引当金 2
(借) 貸倒損失 48
   (貸) 売掛金 50
「貸倒引当金」(負債)が減少した➡「貸倒引当金」は借方(左側)
「貸倒損失」(費用)が増加した➡「貸倒損失」は借方(左側)
「売掛金」(資産)が減少した➡「売掛金」は貸方(右側)

当期発生の売掛金が貸し倒れたとき

例 33-2 P.168
Y社に対する売掛金50円(当期に発生)が貸し倒れた。なお、貸倒引当金の残高は2円である。
(借) 貸倒損失 50
   (貸) 売掛金 50
貸倒損失」(費用)が増加した➡「貸倒損失」は借方(左側)
「売掛金」(資産)が減少した➡「売掛金」は貸方(右側)

償却債権取立益

前期(以前)に貸倒れ処理した売掛金等を、当期に回収できたときは、償却債権取立益で処理します。

前期に貸倒れ処理した売掛金等を回収したとき

例 34-1 P.170
前期に貸倒れ処理したY社に対する売掛金50円のうち、10円を現金で回収した。
(借) 現 金 10
   (貸) 償却債権取立益 10
「現金」(資産)が増加した➡「現金」は借方(左側)
「償却債権取立益」(収益)が増加した➡「償却債権取立益」は貸方(右側)

簿記3級独学応援っ!⑪決算整理仕訳3/3  しーくりくりしーの意味がメッチャわかるっ!

 

動画を視聴したら仕訳です。「新しい日商簿記3級」から厳選した例題を掲載しました。ぜひ問題を解いてみてください。

売上原価の算定

売上原価とは、当期に売り上げた商品の原価のこと。売上原価は当期の売上(収益)に対応する費用です。

期末商品の振り替え

三分法では、商品を仕入れたときに仕入(費用)で処理しています。ただ、決算日に商品が在庫として残っている場合には、その在庫分の原価については、仕入(費用)から繰越商品(資産)に振り替えます。

例 62-1 P.333
決算において、売上原価を算定する。
期末商品棚卸高は100円であった。なお、売上原価は仕入勘定で算定する。

「繰越商品」の「くり」、「仕入」の「し」をとって、「くりし」と唱えて覚えます。

(借) 繰越商品 100
   (貸) 仕 入 100

「繰越商品」(資産)が増加した➡「繰越商品」は借方(左側)
「仕入」(費用)が減少した➡「仕入」は貸方(右側)

期首商品の振り替え

期首に在庫がある場合、その在庫は当期に販売されているはずなので、繰越商品(資産)から仕入(費用)に振り替えます。

例 62-1 P.333
決算において、売上原価を算定する。
期首商品棚卸高は200円であった。なお、売上原価は仕入勘定で算定する。

「仕入」の「し」、「繰越商品」の「くり」をとって、「しくり」と唱えて覚えます。

(借) 仕 入 200
   (貸) 繰越商品 200
「仕入」(費用)が増加した➡「仕入」は借方(左側)
「繰越商品」(資産)が減少した➡「繰越商品」は貸方(右側)

売上原価の算定

期首商品の振り替えと期末商品の振り替えを合わせます。

期首商品の振り替えは、「仕入」の「し」、「繰越商品」の「くり」をとって、「しくり」、期末商品の振り替えは「繰越商品」の「くり」、「仕入」の「し」をとって、「くりし」。2つをつなげて「しくり、くりし」と唱えて覚えます。

例 62-1 P.333
決算において、売上原価を算定する。
期首商品棚卸高は200円、期末商品棚卸高は100円
であった。なお、売上原価は仕入勘定で算定する。
(借) 仕 入 200
   (貸) 繰越商品 200
(借) 繰越商品 100
   (貸) 仕 入 100
「仕入」(費用)が増加した➡「仕入」は借方(左側)
「繰越商品」(資産)が減少した➡「繰越商品」は貸方(右側)
「繰越商品」(資産)が増加した➡「繰越商品」は借方(左側)
「仕入」(費用)が減少した➡「仕入」は貸方(右側)

まとめ

以上で日商簿記3級 決算の仕訳は終わりです。

問題文を見たら、すぐに仕訳が思い浮かぶようになるまで、しっかり練習してみましょう。

 

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