第148回簿記2級第4問は工業簿記から仕訳問題が出題されました。
仕訳問題の3問目は外注加工無償支給です。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような仕訳になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
製造指図書♯2については、プログラミング作業の一部を協力会社のX社に依頼している。当月中に、必要資材をX社に無償で引き渡し、すべての作業が完了し納品された。X社の作業に対する加工賃186,000円は現金で支払った。
目次
解説
X社の作業に対する加工賃186,000円は現金で支払った。
現金は資産です。現金を支払ったため資産を減らします。
現金➡資産
現金を支払った。➡資産の減少=貸方
(借)
(貸) 現 金 186,000
(貸) 現 金 186,000
当月中に、必要資材をX社に無償で引き渡し、すべての作業が完了し納品された。
外注加工分はすべての作業が完了し納品されたので、仕掛品を計上します。仕掛品は資産で、資産が増加すると考え借方に仕訳をします。
仕掛品➡資産
資産の増加=借方
(借) 仕掛品 186,000
(貸)
(貸)
以上の仕訳を合わせると解答になります。
解答
(借) 仕掛品 186,000
(貸) 現 金 186,000
(貸) 現 金 186,000