〔出る順〕で予想する第153回日商簿記2級

第153回日商簿記2級 出題予想

2019年11月17日(日) に実施される第153回日商簿記2級試験の出題予想です。

最近の日商簿記2級試験は、問題が難しくなり合格率が低下しているため、同じ論点が連続で出題されることはあまりありません。

そのため、前回試験で出題された論点は出題予想から外して考える方が効率的です。

また、過去にさかのぼって試験の出題傾向を眺めてみることで、最近の試験委員が好きな「出題されそうな論点」を予想することができます。

そこで

  1. 出題が予想される論点に勉強範囲を絞り
  2. 出題が予想される論点の問題を繰り返し解く

というようにして出題が予想される論点から勉強することが、試験対策として効率がよく効果的な方法です。

予想論点を繰り返し勉強してできるようになってくると、これが出れば合格できるという自信が生まれます。

自分に自信がついてくると、不思議と勉強のやる気も湧いてきます。

こうして勉強のやる気が湧いてきた状態で、次は出題予想以外の範囲に進み、論点を一つずつ攻略していけば、モチベーションを保ちながらスムーズに勉強を進めることができます。

試験に出る順で並べた出題論点表を作成したので参考にしてみてください。

TAC 簿記3・2級合格のポイントはこれだ!

第1問

最近の出題実績

第1問は毎回仕訳問題が出題されています。

最近の出題実績をもとに第153回試験の出題論点を予想しました。

出る順 論点表

順位論点回数出題
確率
最近の
出題
001株式の発行12
/29
41.4%152
002消費税11
/29
37.9%150
002商品保証引当
金、修繕引当金
11
/29
37.9%152
004端数利息の処理8
/29
27.6%152
005仕入割引・売上割引・
売上割戻・仕入割戻
7
/29
24.1%151
005固定資産の売却と買換7
/29
24.1%151
007有価証券の購入6
/29
20.7%149
007本支店会計6
/29
20.7%151
009不渡手形の処理5
/29
17.2%142
009建設仮勘定5
/29
17.2%147
011資本的支出・収益的支出4
/29
13.8%139
011剰余金の配当・欠損填補4
/29
13.8%143
011研究開発費4
/29
13.8%146
011合併・買収・事業の譲受け4
/29
13.8%150
011クレジット売掛金4
/29
13.8%150
011法人税等4
/29
13.8%151
011有価証券の売却4
/29
13.8%152
018固定資産の滅失3
/19
10.3%138
018当座預金3
/19
10.3%141
018固定資産の除却3
/19
10.3%148
018有形固定資産の割賦購入3
/19
10.3%152
018外貨建取引(為替予約)3
/19
10.3%152
023固定資産の購入2
/19
06.9%128
023手形の更改2
/19
06.9%136
023生産高比例法2
/19
06.9%140
023営業外受取手形2
/19
06.9%144
023ソフトウェア2
/19
06.9%147
023長期前払費用2
/19
06.9%147
023売上割戻引当金2
/19
06.9%148
023ファイナンス・リース取引2
/19
06.9%149
023資本金・準備金・剰余金2
/19
06.9%150
031役員賞与引当金1
/19
03.4%125
031貸倒れ処理1
/19
03.4%128
031自己受為替手形1
/19
03.4%134
031社会保険料等1
/19
03.4%135
031定期預金1
/19
03.4%139
031売上諸掛・仕入諸掛
1
/19
03.4%144
031子会社株式
1
/19
03.4%144
031営業外支払手形1
/19
03.4%145
031負ののれん発生益1
/19
03.4%145
031サービス業の仕掛品計上1
/19
03.4%145
031圧縮記帳1
/19
03.4%146
031電子記録債権1
/19
03.4%149
031役務収益・役務原価1
/19
03.4%150
031その他有価証券1
/19
03.4%151

出題予想

平成28年度の試験範囲の変更以降の143回から152回で出題された50問は全てできるようにしておきましょう。さらに、146回試験から追加された新論点の仕訳問題も予想問題集などで対策しておくといいでしょう。

出る順論点表に基づく出題予想

  論点と参考問題
1 ソフトウェア
147回 ソフトウェア
2 ファイナンス・リース取引
149回ファイナンス・リース取引
147回ファイナンス・リース取引
3 クレジット売掛金と消費税
150回クレジット売掛金の処理
147回クレジット売掛金と消費税の処理
4 電子記録債権
149回電子記録債権
5 合併・買収・事業の譲受け
150回事業の譲受けの処理
145回合併

第143回

出題論点・解説ページへのリンク
1  有価証券の購入、端数利息の処理
2  商品保証引当金
3  会社設立時の株式の発行
4  剰余金の配当
5  消費税

第144回

出題論点・解説ページへのリンク
1  ソフトウェア
2  営業外受取手形
3  クレジット売掛金、消費税
4  売上諸掛、仕入諸掛
5  子会社株式の取得

第145回

出題論点・解説ページへのリンク
1  有形固定資産の割賦購入
2  合併
3  有価証券の購入、端数利息の処理
4  サービス業の仕掛品計上
5  本支店会計

第146回

出題論点・解説ページへのリンク
1  クレジット売掛金
2  研究開発費
3  圧縮記帳
4  会社設立時の株式の発行
5  消費税

第147回

出題論点・解説ページへのリンク
1  建設仮勘定
2  外貨建取引(為替予約)
3  クレジット売掛金と消費税
4  ファイナンス・リース取引
5  ソフトウェア

第148回

出題論点・解説ページへのリンク
1  仕入割引
2  固定資産の除却
3  剰余金・準備金
4  売上割戻の処理
5  外貨建取引

第149回

出題論点・解説ページへのリンク
1  電子記録債権
2  有価証券の購入
3  修繕引当金と修繕費
4  株式の発行
5  ファイナンス・リース取引

第150回

出題論点・解説ページへのリンク
1  役務収益・役務原価
2  有形固定資産の割賦購入
3  事業の譲受け
4  クレジット売掛金
5  剰余金・準備金

第151回

出題論点・解説ページへのリンク
1  本支店会計
2  その他有価証券
3  売上割戻
4  法人税等
5  固定資産の売却

第2問

最近の出題実績

回数問題文資料解答形式
137当座預金 銀行勘定調整表
138株主資本等変動計算書 株主資本等変動計算書
139固定資産の減価償却等 勘定記入等
140伝票(推定)仕訳日計表 元帳
141売買目的有価証券 勘定記入等
142株主資本等変動計算書 株主資本等変動計算書
143固定資産の減価償却等 勘定記入等
144売上原価対立法 勘定記入等
145株主資本等変動計算書 株主資本等変動計算書
146決算整理事項等 銀行勘定調整表
147合併、連結会計 仕訳、勘定記入
148有価証券 勘定記入等
149外貨建取引の商品売買 勘定記入等
150固定資産、税効果会計、
連結会計等
仕訳、勘定記入
151株主資本等変動計算書 株主資本等変動計算書
152当座預金 銀行勘定調整表
153   ―   ―

前回の第152回試験では銀行勘定調整表が出題されました。

153回試験では、有価証券の処理の勘定記入の出題を予想します。

出題予想

  • 問題文資料 有価証券の取引
  • 解答形式 勘定記入等

対策問題

  1. 141回第2問
  2. 148回第2問

第3問

最近の出題実績

回数問題文資料解答形式
128決算整理事項等 精算表
129前T/B 損益計算書
130本店・支店の前T/B 合併P/L、合併B/S
131決算整理事項等 損益計算書
132決算整理事項等 精算表
133本店・支店の前T/B 合併P/L等
134決算整理事項等 精算表
135決算整理事項等 精算表
136本店・支店の前T/B 合併P/L
137前T/B 損益計算書
138前T/B 貸借対照表
139前T/B 貸借対照表
140前T/B 損益計算書
141決算整理事項等 精算表
142前T/B 貸借対照表
143前T/B 損益計算書
144決算整理事項等 精算表
145前T/B貸借対照表
146決算整理事項等精算表
147前T/B損益計算書
148P社S社の資料連結精算表
149本支店会計本店の損益勘定
150前T/B貸借対照表
151決算整理事項等連結精算表
152前T/B、
決算整理事項等
貸借対照表
153  ―  ―

第3問の最近の出題は、精算表が7回、損益計算書が6回、貸借対照表が6回、合併P/L(合併B/S)が3回、連結精算表が2回、本支店会計の本店損益勘定が1回となっています。

前回(152回)は貸借対照表が出題されたので、今回は損益計算書の出題を予想します。

出題予想

  • 問題文資料 前T/B
  • 解答形式 損益計算書

対策問題

  1. 140回第3問
  2. 143回第3問
  3. 147回第3問

第4問

最近の出題実績

回数問題文資料解答形式
128個別原価計算原価計算表
129部門別計算配賦表
130工程別総合原価計算勘定記入
131本社工場会計工場での仕訳
132費目別計算仕訳
133本社工場会計仕訳
134費目別計算製造原価報告書とP/L
135部門別計算勘定記入、配賦表
136費目別計算仕訳
137費目別計算製造原価報告書等
138個別原価計算仕訳
139部門別計算勘定記入、配賦表
140標準原価計算仕訳、P/L
141本社工場会計工場での仕訳
142標準原価計算仕訳、製造間接費差異
143個別原価計算勘定記入、P/L
144費目別計算勘定記入
145部門別計算勘定記入、配賦表
146標準原価計算勘定記入、仕訳 
147本社工場会計工場での仕訳
148個別原価計算仕訳
149直接原価計算損益計算書
150費目別計算仕訳
151部門別計算予定配賦率、配賦差異等
152部門別計算配賦表、仕訳
153  ―  ―

第4問では、原価を分類し集計するタイプの問題がよく出題されており、解答形式としては仕訳を問うものが多くなっています。(129回でも一部仕訳を聞いています。) また、標準原価計算もよく出題されています。

前回の152回試験では、部門別計算が出題されたので部門別計算は予想から外します。

153回試験では、標準原価計算の出題を予想します。標準原価計算は差異の算定を苦手とする方が多いので、過去問をしっかりマスターしておきましょう。また費目別計算(仕訳問題)は工業簿記の基本なので、試験直前期は必ず仕訳を確認しておきましょう。

出題予想

  • 問題文資料 標準原価計算
  • 解答形式 勘定記入、仕訳

対策問題

  1. 140回第4問
  2. 142回第4問
  3. 146回第4問

工業簿記の仕訳問題対策としては

  1. 132回第4問
  2. 136回第4問
  3. 138回第4問
  4. 148回第4問
  5. 150回第4問

を解いておくと対策として有効です。

2級合格に向けて、工業簿記は得点源にしておきたいところです。

対策問題が多くて大変かもしれませんが、なんとかがんばってやっていきましょう。

日商2級工業簿記過去問 日商簿記2級第4問工業簿記 過去問解説 日商2級工業簿記基本問題 日商簿記2級工業簿記仕訳問題の解き方

第5問

最近の出題実績

回数問題文資料解答形式
128等級別総合原価計算単位原価等
129組別総合原価計算総合原価計算表
130単純総合原価計算総合原価計算表
131工程別総合原価計算総合原価計算表
132全部原価計算と直接原価計算貢献利益等
133実際個別原価計算勘定記入
134全部原価計算と直接原価計算の比較文章穴埋め
135標準原価計算差異分析等
136全部原価計算と直接原価計算の比較損益計算書
137組別総合原価計算総合原価計算表
138単純総合原価計算総合原価計算表
139直接原価計算(CVP)損益計算書
140等級別総合原価計算単位原価等
141直接原価計算(CVP)売上高等
142工程別総合原価計算総合原価等
143標準原価計算差異分析等
144単純総合原価計算単位原価等
145直接原価計算損益計算書
146単純総合原価計算総合原価計算表
147標準原価計算仕掛品勘定、損益計算書
148組別総合原価計算総合原価計算表
149工程別総合原価計算総合原価等
150直接原価計算(CVP)売上高、変動費率等
151等級別総合原価計算総合原価等
152標準原価計算差異分析等
153  ―  ―

最近の第5問の出題は、直接原価計算、総合原価計算、標準原価計算の問題が出題されています。

152回は標準原価計算が出題されたので、今回は直接原価計算を予想します。CVP分析、貢献利益の計算ができるようにしっかり対策をしておきましょう。

出題予想

  • 問題文資料 直接原価計算(CVP)
  • 解答形式 損益計算書

対策問題

以上の検討を踏まえると、

  1. 132回第5問
  2. 134回第5問
  3. 136回第5問
  4. 139回第5問
  5. 141回第5問
  6. 145回第5問
  7. 150回第5問

を繰り返し解いておくことが試験対策として有効です。

予想が外れた場合に備え、総合原価計算の問題もできるようにしておきましょう。

  1. 128回第5問
  2. 129回第5問
  3. 130回第5問
  4. 131回第5問
  5. 137回第5問
  6. 138回第5問
  7. 140回第5問
  8. 142回第5問
  9. 144回第5問
  10. 146回第5問
  11. 148回第5問
  12. 149回第5問
  13. 151回第5問

2級合格は工業簿記を得点源にできるかどうかにかかっています。

問題数が多いのでちょっと大変ですが、がんばって解いてみましょう。

まとめ

日商簿記2級の合格を目指すなら工業簿記を得点源にしたいところです。第1問の仕訳問題については、新論点からの出題に注意しましょう。

あきらめず最後までがんばればきっと合格できます。がんばりましょう。