第151回日商簿記3級第1問4は経費の支払い取引の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
従業員が業務のために立て替えた1か月分の諸経費は次のとおりであった。そこで、来月の給料に含めて従業員へ支払うこととし、未払金として計上した。
電車代 ¥6,000 タクシー代 ¥4,000 書籍代(消耗品費)¥3,000
電車代 ¥6,000 タクシー代 ¥4,000 書籍代(消耗品費)¥3,000
目次
解説
電車代 ¥6,000 タクシー代 ¥4,000 書籍代(消耗品費)¥3,000
電車代、タクシー代は旅費交通費、書籍代は問題文の指示により消耗品費で処理します。旅費交通費と消耗品費はいずれも費用なので、増えたら借方に記入します。
旅費交通費 ¥10,000(=¥6,000+¥4,000)
旅費交通費➡費用
費用の発生=借方
(借) 旅費交通費 10,000
(貸)
(貸)
消耗品費➡費用
費用の発生=借方
(借) 消耗品費 3,000
(貸)
(貸)
従業員が業務のために立て替えた1か月分の諸経費は次のとおりであった。そこで、来月の給料に含めて従業員へ支払うこととし、未払金として計上した。
問題文の指示により未払金を計上します。
未払金は合計¥13,000。未払金は負債の科目なので増えたら貸方に記入します。
未払金➡負債
負債の増加=貸方
(借)
(貸) 未払金 13,000
(貸) 未払金 13,000
以上をまとめると解答の仕訳となります。
解答
(借) 旅費交通費 10,000
(借) 消耗品費 3,000
(貸) 未払金 13,000
(借) 消耗品費 3,000
(貸) 未払金 13,000