第148回日商簿記2級第1問2は固定資産の除却の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
前期末で耐用年数を経過していた備品(取得原価:¥80,000、減価償却累計額:¥72,000、記帳方法:間接法)を本日、除却した。なお、この備品の処分価値は¥5,000と見積もられた。
目次
解説
備品(取得原価:¥80,000、減価償却累計額:¥72,000、記帳方法:間接法)を本日、除却した。
備品➡資産
備品の除却➡資産の減少=貸方
備品減価償却累計額➡資産のマイナスの減少=借方
(借) 備品減価償却累計額 72,000
(貸) 備 品 80,000
(貸) 備 品 80,000
備品の除却時の処分価値は¥5,000
処分価値➡貯蔵品
貯蔵品➡資産
資産の増加=借方
(借) 貯蔵品 5,000
(借) 72,000
(借) 3,000
(貸) 備 品 80,000
(借) 72,000
(借) 3,000
(貸) 備 品 80,000
借方に差額発生➡除却損
固定資産除却損➡費用
費用の発生=借方
以上をまとめたものが解答の仕訳となります。
解答
(借) 備品減価償却累計額 72,000
(借) 貯蔵品 5,000
(借) 固定資産除却損 3,000
(貸) 備 品 80,000
(借) 貯蔵品 5,000
(借) 固定資産除却損 3,000
(貸) 備 品 80,000
第148回日商簿記2級第1問
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