第146回日商簿記2級第1問5は消費税の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
決算を行い、納付すべき消費税の額を算定した。なお、本年度の消費税の仮払分は¥30,000、仮受分は¥80,000であり、消費税の記帳は税抜方式により行っている。
目次
解説
決算を行い、納付すべき消費税の額を算定した。なお、本年度の消費税の仮払分は¥30,000、仮受分は¥80,000であり、消費税の記帳は税抜方式により行っている。
仮払分を貸方に記入します。
仮払消費税➡資産
資産の減少=貸方
(借)
(貸) 仮払消費税 30,000
(貸) 仮払消費税 30,000
仮受分を借方に記入します。
仮受消費税➡負債
負債の減少=借方
(借) 仮受消費税 80,000
(貸) 仮払消費税 30,000
(貸) 50,000
(貸) 仮払消費税 30,000
(貸) 50,000
貸方に生じる差額の¥50,000を未払消費税として計上します。
未払消費税➡負債
負債の増加=貸方
(借)
(貸) 未払消費税 50,000
(貸) 未払消費税 50,000
以上の仕訳をまとめたものが解答の仕訳となります。
解答
(借) 仮受消費税 80,000
(貸) 仮払消費税 30,000
(貸) 未払消費税 50,000
(貸) 仮払消費税 30,000
(貸) 未払消費税 50,000
第146回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | クレジット売掛金 |
2 | 研究開発費 |
3 | 圧縮記帳 |
4 | 会社設立時の株式の発行 |
5 | 消費税 |