第146回日商簿記2級第1問3は圧縮記帳の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
備品¥100,000の取得にあたり、国庫補助金¥40,000を受け取り、これにかかわる会計処理も適切に行われていたが、当該国庫補助金を返還しないことが本日確定したため、直接控除方式により圧縮記帳の処理を行った。
目次
解説
問題文の指示に従って、確実に解いていきましょう。
直接控除方式により圧縮記帳の処理を行った。
「直接控除方式により圧縮記帳を行った」とあるので、補助金相当額¥40,000の固定資産圧縮損を計上するとともに、同額を備品の取得原価¥100,000から減額します。
固定資産圧縮損➡費用
費用の増加=借方
(借) 固定資産圧縮損 40,000
(貸)
(貸)
備品➡資産
資産の減少=貸方
(借)
(貸) 備 品 40,000
(貸) 備 品 40,000
以上をまとめたものが解答の仕訳となります。
解答
(借) 固定資産圧縮損 40,000
(貸) 備 品 40,000
(貸) 備 品 40,000
第146回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | クレジット売掛金 |
2 | 研究開発費 |
3 | 圧縮記帳 |
4 | 会社設立時の株式の発行 |
5 | 消費税 |