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第141回 日商簿記2級 第1問 4 【研究開発費と消費税】

第141回日商簿記2級第1問4は研究開発費と消費税の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。

問題

研究商事から、商品¥62,000と研究開発専用で使用する測定機器備品¥38,000を、翌月末払いの条件で購入した。これらに対する消費税の税率は8%であり、取引は税抜方式により記帳する。
 
目次

解説

C商事から、商品¥65,000と研究開発専用で使用する測定機器備品¥35,000を、翌月末払いの条件で購入した。これらに対する消費税の税率は8%であり、取引は税抜方式により記帳する。

商品は「仕入」、研究開発専用で使用する測定機器備品は「研究開発費」で処理します。商品¥65,000の消費税8%分は¥5,200と求められます。

商品の購入➡仕入

仕入➡費用の発生=借方

(借) 仕 入 65,000
  (貸)

商品購入時は消費税を支払うため「仮払消費税」を使います。

(借) 仮払消費税 5,200
  (貸)

商品代金は翌月末払いの後払いで購入しているので、貸方は「買掛金」となります。

商品代金の後払い➡買掛金

買掛金➡負債

負債の増加=貸方

(借)
  (貸) 買掛金 70,200

また、研究開発専用で使用する測定機器備品¥35,000については、「研究開発費」で処理します。

研究開発費➡費用

費用の発生=借方

(借) 研究開発費 35,000
  (貸)

研究開発費の消費税8%分は¥2,800なので

(借) 仮払消費税 2,800
  (貸)

備品を翌月末払いとした場合には、「未払金」で処理します。

未払金➡負債

負債の増加=貸方

(借)
  (貸) 未払金 37,800

以上をまとめたものが解答の仕訳となります。

解答

(借) 仕 入 65,000
(借) 研究開発費 35,000
(借) 仮払消費税 8,000
  (貸) 買掛金 70,200
  (貸) 未払金 37,800

第141回日商簿記2級第1問

出題論点・解説ページへのリンク
1  受取配当金
2  建設仮勘定
3  仕入割戻の処理
4  研究開発費と消費税
5  商品保証引当金
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