第134回日商簿記2級第1問5は自己受為替手形の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
商品 ¥100,000を得意先に売り渡し、代金のうち ¥30,000についてはN商店振出し、得意先受取りの約束手形を裏書譲渡され、¥70,000については当店を受取人とする得意先あての為替手形を振り出し、同店の引受けを得た。
目次
解説
商品 ¥100,000を得意先に売り渡し
商品…売り渡し➡売上
売上➡収益
収益の発生=貸方
(借)
(貸) 売 上 100,000
(貸) 売 上 100,000
代金のうち ¥30,000についてはN商店振出し、得意先受取りの約束手形を裏書譲渡され
「裏書譲渡され」=手形を受け取ったということ➡受け取る手形=受取手形
約束手形➡受取手形
受取手形➡資産
資産の増加=借方
(借) 受取手形 30,000
(貸)
(貸)
¥70,000については当店を受取人とする得意先あての為替手形を振り出し、同店の引受けを得た。
自己受為替手形に注意 😯 当店が受取人➡受取手形
受取手形➡資産
資産の増加=借方
(借) 受取手形 70,000
(貸)
(貸)
解答
(借) 受取手形 100,000
(貸) 売 上 100,000
(貸) 売 上 100,000
結局、借方は受取手形¥100,000となります。
第134回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 固定資産の買換 |
2 | 委託販売、荷為替の取組み |
3 | 社債の買入償還 |
4 | 商品保証引当金 |
5 | 自己受為替手形 |