第131回日商簿記2級第1問1は固定資産の滅失の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
建物(取得原価 ¥4,000,000、減価償却累計額 ¥3,000,000、間接法で記帳)が火災により焼失した。この建物については保険金額 ¥2,000,000の火災保険に加入していたので、ただちに保険会社に保険金の支払いを請求した。
目次
解説
建物(取得原価 ¥4,000,000、減価償却累計額 ¥3,000,000、間接法で記帳)が火災により焼失した。
建物➡資産
建物が火災により焼失➡資産の減少=貸方
建物減価償却累計額➡資産のマイナスの減少=借方
(借) 建物減価償却累計額 3,000,000
(貸) 建 物 4,000,000
(貸) 建 物 4,000,000
…この建物については保険金額 ¥2,000,000の火災保険に加入していたので、ただちに保険会社に保険金の支払いを請求した。…
保険金の支払いを請求➡未決算(問題文の指示より)
ただし未決算は、建物の帳簿価額まで計上(¥1,000,000=¥4,000,000-¥3,000,000)
未決算➡資産
資産の増加=借方
(借) 未決算 1,000,000
(貸)
(貸)
以上をまとめると、
解答(借方と貸方を合わせます)
(借) 建物減価償却累計額 3,000,000
(借) 未決算 1,000,000
(貸) 建 物 4,000,000
(借) 未決算 1,000,000
(貸) 建 物 4,000,000
第131回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 固定資産の滅失 |
2 | 委託販売、荷為替の取組み |
3 | 建設仮勘定 |
4 | 株式の発行、株式交付費 |
5 | 欠損填補 |