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第130回 日商簿記2級 第1問 4 【株式の発行、創立費】

第130回日商簿記2級第1問4は株式の発行、創立費の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。

問題

H株式会社は、設立にあたり200株を1株当たり¥100で発行し、その全株について引受け・払込みを受け、払込金は当座預金とした。ただし、会社法に規定する最低限度額を資本金に計上することとした。なお、会社設立のために発起人が立て替えていた諸費用 ¥1,000を現金で支払った。
 
目次

解説

…200株を1株当たり¥100で発行し、その全株について引受け・払込みを受け、払込金は当座預金とした。…

当座預金➡資産

当座預金への払い込み➡資産の増加=借方

(借) 当座預金 20,000
  (貸) 

…ただし、 会社法に規定する最低限度額を資本金に計上することとした。…

払い込みのあった¥20,000のうち半分の¥10,000は資本金に計上しなければなりません。残額の¥10,000を資本準備金とします。

資本金、資本準備金➡純資産

資本金への組み入れ➡純資産の増加=貸方

(借) 
  (貸) 資 本 金 10,000
  (貸) 資本準備金 10,000

…なお、会社設立のために発起人が立て替えていた諸費用 ¥1,000を現金で支払った。

現金➡資産

資産の減少=貸方

(借) 
  (貸) 現 金 1,000

…なお、会社設立のために発起人が立て替えていた諸費用 …

創立費➡繰延資産

繰延資産発生=借方

(借) 創立費 1,000
  (貸) 

解答(借方と貸方を合わせます)

(借) 当座預金 20,000
  (貸) 資本金 10,000
  (貸) 資本準備金 10,000
(借) 創立費 1,000
  (貸) 現 金 1,000

第130回日商簿記2級第1問

出題論点・解説ページへのリンク
1  有価証券の購入、端数利息の処理
2  不渡手形
3  生産高比例法
4  株式の発行、創立費
5  試用販売
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