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令和時代の日商簿記2級に確実に合格する勉強方法をまとめました。

日商簿記2級効率的な勉強方法

最近の日商簿記2級試験は、ずいぶん難しくなりました。
難しくなったことを端的に示す指標は合格率です。

合格率の推移

第149回、第150回、第151回の日商簿記2級試験の合格率

15.6% ➡ 14.7% ➡ 12.7%

と推移しています。

  149 150 151
合格率 15.6% 14.7% 12.7%

これに対して簿記の最高峰、日商簿記1級試験の過去3回の合格率

5.9% ➡ 13.4% ➡ 9.0%

となっています。

この合格率の推移だけを見ても、日商簿記2級は合格するのが非常に難しい試験になっている(1級並み!)ことがわかります。

1級は2級よりも試験範囲が広く、問題の難易度が高い上に合格率も低いので、2級より1級の方が難しいことに変わりはありません。ただ、合格率12.7%というのは、約8人に1人しか合格できないということです。これはかなりの難易度です。

そして、簿記2級が難しくなっている要因の一つは

連結会計

です。

ただでさえ難しい2級の試験範囲に、学習ボリュームの多い「連結会計」が加わったことで、受験生の負担が大幅増加、そして準備不足のまま試験に突入して撃沈!という方もいるのではないでしょうか。

大変な時代になってきました。

ただ、日商簿記2級を受験される方の中には、就職やキャリアアップ、進学のためにどうしても取得しなければならない、絶対に合格したいという方もいらっしゃると思います。

実は、

日商簿記2級には、まだ確実に合格できる方法があります。

このページでは、日商簿記2級に確実に合格できる勉強方法についてまとめてみました。

目次

日商簿記2級に確実に合格する勉強方法

日商簿記2級に確実に合格する勉強方法は、まとめると次の通りです。

  • まず2級試験の問題の特徴と
    どの問題で何割得点できればいいのかを理解します。
  • 次に試験本番で得点できるように作戦を立てながら
    効率良く勉強を進めます。

2級試験の問題の特徴、どの問題で何割得点できればいいのか。

まずは日商簿記2級試験の問題の特徴を抑えておきましょう。

日商簿記2級では

  • 商業簿記
  • 工業簿記

の2科目から出題されます。

日商簿記2級は大問5問からなり、第1問、第2問、第3問は商業簿記、第4問、第5問は工業簿記から出題されます。

  • 第1問、第2問、第3問➡商業簿記
  • 第4問、第5問➡工業簿記

大問は1問あたり20点満点なので、全部で100点満点です。

満点 第1問 第2問 第3問 第4問 第5問
100点 20点 20点 20点 20点 20点

第1問から第5問まで同じくらいの難易度であれば、問題を解く順は受験生それぞれに任されますが、実は日商簿記2級では、問題の難易度にバラつきがあります。

第1問、商業簿記の仕訳問題は、普通からやや難しい問題が出題されます。

第2問、第3問の商業簿記の総合問題は難しい問題が出題され、時には受験生泣かせの難問も出題されます。

これに対し、第4問、第5問の工業簿記では、易しいか普通の難易度の問題が出題されます。

  • 第1問 商業簿記 仕訳問題➡普通かやや難しい
  • 第2問、第3問 商業簿記➡難しめ、難問もあり
  • 第4問、第5問 工業簿記➡易しいか普通の難易度

このように、日商簿記2級では、工業簿記が出題される第4問、第5問の方が商業簿記と比較すると易しく得点しやすいという傾向があります。

日商簿記2級では、第4問、第5問の工業簿記の方がやさしく得点しやすい

そうであるならば、試験本番でどうやって解いていけばいいのか?

もうおわかりですね。

はい!

日商簿記2級では、第4問、第5問の工業簿記から先に解くのがよい

ということになります。

こんな感じのイメージです。

解く順序 1 2 3 4 5
基本スタイル 第4問 第5問 第1問 第2問 第3問

参考までに合格するための過去問題集 日商簿記2級の解説に示されている問題を解く順番(試験本番ではこの順番で解くべきだった順)を151回から146回までまとめてみると次のようになります。(第4問と第5問はピンクで網掛けしています。)

  1 2 3 4 5
151回 第5問 第4問 第1問 第2問 第3問
150回 第4問 第5問 第1問 第3問 第2問
149回 第1問 第5問 第4問 第3問 第2問
148回 第4問 第5問 第1問 第2問 第3問
147回 第4問 第5問 第3問 第2問 第1問
146回 第5問 第4問 第1問 第2問 第3問

繰り返しになりますが、日商簿記2級の試験本番では

工業簿記の第4問、第5問から解き始めるべきだ!

ということになります。

試験本番で得点できるように作戦を立てながら効率良く勉強を進めます。

上で見てきたように、日商簿記2級では第4問、第5問の工業簿記が得点しやすいので、工業簿記を得意科目にしておくことが重要です。

ところが、ここで一つ問題がおきます。

それは

通常、工業簿記は商業簿記のあとになるようカリキュラムが組まれているため、対策が後回しになってしまう

ということです。

また、さらに言うと商業簿記の中でも難しい連結会計は、商業簿記の最後の方で勉強します。

そうすると

商業簿記のカリキュラム後半で学ぶ連結会計は駆け足になり消化不良になりがち

で、さらに

商業簿記の後に学ぶ工業簿記は手薄になりがち

ということになってしまうのです。

2級を勉強する順序

このような学習内容の難易度とカリキュラムの不整合から、やるべきことが見えてきます。

つまり

得点源にすべき工業簿記は、しっかり時間を取って勉強する。

ということです。

➡ 工業簿記にしっかり時間を取って勉強するために、商業簿記は効率的に早めに終わらせる必要があります。

また、効率的に勉強し早めに終わらせるといっても

商業簿記のうち、連結など後半の難しい論点は、しっかり時間を取って勉強する

必要があります。

そして、工業簿記と商業簿記後半をしっかり勉強するには

商業簿記前半の学習を手早く終わらせる

ことが大事ということになります。

まとめると

得点源にすべき工業簿記と、連結など商業簿記後半の勉強時間を確保するために、商業簿記前半の学習を効率よく手早く終わらせるべき

ということが言えます。

特に、何度も簿記2級に挑戦している方は、このポイントをより強く意識していく必要があります。

講座の再受講をするとしても、商業簿記前半の復習はざっと済ませて、商業簿記後半や工業簿記の勉強時間をより作るべきといえます。

商業簿記前半の学習を手早く終わらせるためのツール

これから簿記2級の勉強を始める方は、この「商業簿記前半の学習を手早く終わらせる」というポイントを意識して学習を進めていって欲しいと思います。

スタディング簿記講座

ちなみに、商業簿記前半の学習を手早く終わらせるツールとしては、ズバリ

がおすすめです。

もしすでに他の講座を受講中の場合は、スタディング簿記講座をサブ教材として利用するのがおすすめです。

スタディング簿記講座では、再生速度を変えることができるビデオ/音声講座があります。これを1.5倍速、2倍速で勉強を進め、付属のスマート問題集を一緒に使っていくと、商業簿記前半の学習を手早く終わらせることができるでしょう。

以下でスタディング簿記講座の肝とも言えるスマート問題集について簡単に紹介しておきます。この問題集を効率的に利用することが商業簿記前半を手早く終わらせるカギになります。

スマート問題集

スマート問題集は、基本講座で学んだ内容をすぐに確認できるオンライン問題集。通勤時間などのスキマ時間に簡単に解けるため、反復学習に最適です。

スマート問題集では、基本講座の一講座が終わるたびに、基本講座の単元に合わせて問題が出題されます。解答すると正解不正解が示され、解説を読むことで理解を深めます。

練習モード、本番モード、復習モードの3つのモードがあり、間違った箇所の完全克服と確実な知識の定着を図ることができます。

スマート問題集は、実際に使ってみると非常に画期的な機能だと分かります。ぜひ一度体験してみてください。

スタディング簿記講座 スマート問題集

「〇正解!」でした。

詳しい解説付きです。

スタディング簿記講座 スマート問題集

日商簿記2級はスタディング簿記と別講座のセットで攻略しよう

まとめです。

日商簿記2級は

  • 商業簿記前半の学習を手早く終わらせる
  • ➡連結など商業簿記後半をしっかり勉強する
  • ➡工業簿記をしっかり勉強する

という感じで学習を進めていきます。

その際にまずは

を使い、必要に応じて

のいずれかを併用するのがおすすめです。

日商簿記2級の勉強は大変ですが、何とか頑張っていきましょう。

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