第143回日商簿記の試験日は、6月12日の日曜日。
なんと試験まであと2週間とちょっと、という段階になってきました。
最近は簿記3級も合格率が下がり難しくなってきています。「簿記3級は三日で受かる」という試験ではなくなってきていますので、初めて受験されるという方は特に気をつけてください。
真面目な3級受験生のみなさん。
そろそろ勉強を始めないと、さすがに間に合わなくなってしまいますよ!
もう試験直前期なので、試験に絶対合格するぞという気合いも大切です。「自分は合格できる」と信じて、最後まであきらめず頑張っていきましょう。
簿記の基本は仕訳です。少しでも簿記の勉強経験がある方は、まずは仕訳を覚える作業をやっておきましょう。仕訳の知識があれば、本試験でも必ず解答を導き出すことができます。ぜひ試してみてください。
ここでは、簿記の勉強を今から始めるという方向けに、これから約2週間で日商簿記3級の合格を目指す秘密のプログラムをまとめてみました。興味のある方は読んでみてください(すでに勉強が進んでいるという方には必要ないかもしれません)。
約2週間で日商簿記3級に合格するための秘密のプログラム
1.日商3級では簿記の基本を学びます。
日商簿記3級試験では簿記の基本を学びます。
簿記の検定試験は、問題文を読み取ると同時に電卓を使いながら計算し、得られた答えを答案用紙に記入していくという試験。
合格率が大きく変動しますが、だいたい30%台後半~50%台前半になることが多いので、独学で合格することも十分可能な試験と言えます。
本当を言えば、3か月間くらいの期間をとってじっくり勉強するのが望ましいのですが、1日3時間以上(できれば4時間)の勉強時間が確保できるなら、2週間でも合格は不可能ではないと思います。
2.仕訳ができるかどうかがポイント。
日商簿記3級だけではありませんが、簿記の試験では仕訳問題が必ずと言っていいほど出題されます。
仕訳というのは、個人商店や企業の日々の取引を、一定のルールに基づいて記号化してメモすること。
試験では、仕訳問題以外にも勘定記入、試算表作成、精算表作成といった形式での出題もありますが、形式が異なっても仕訳が基本になることは変わりありません。
つまり、仕訳はあらゆる簿記の問題を解く上で一番の基礎となるものなので、よく「仕訳を制するものは簿記を制する」と言われます。
このように仕訳は非常に重要なので、当サイトでもポイントをまとめておきました。
😯 仕訳とは何か、仕訳の方法について簿記を知らない方でもイメージがつかめるようにわかりやすくまとめました。当サイトの日商簿記仕訳問題の解き方ページをぜひお読みください。
3.簿記の仕組みを理解しているかが合格のカギ。
簿記は一定のルールのもとに行われています。
ですから、一つ一つの知識をバラバラに覚えるというよりも、簿記全体を貫く一つのルールをしっかり覚えてそれを応用しながら考えていくと、効率よく勉強を進めていくことができます。
この簿記のルールは簿記の仕組みと言い換えることもできます。簿記の仕組みも非常に重要なところなので、まだ勉強を始めたばかりか、これから勉強を始めるという方はぜひ一度読んでおいてください。
😯 簿記の仕組みが簡単にイメージできるようにわかりやすくまとめました。当サイトの簿記の仕組みページをぜひお読みください。
4.練習問題をたくさん解いて実力をつけましょう。
簿記の仕組みを確認しながらどうしてそのような仕訳になるのかを考えて勉強を進め、理解が進んできたら、あとはやるだけ。問題をたくさん解きまくりましょう。
簿記の試験は、マークシート方式ではなく、鉛筆やシャープペンを使って紙の答案用紙に実際に書きこんで解答します。
ですから、問題を読んで、電卓をたたいて、実際にシャープペンで答案用紙に解答を書き込んでいくというように実際に問題を解く練習をしなければ、簿記はできるようになりません。
勉強する際にはテキストを読んで「ふんふん。わかった。」といって終わりにするのではなく、必ず手を動かして問題を解くように心がけてください。
5.おすすめの試験対策書籍
試験直前期にはTAC出版から出ている直前対策の問題集のセットをおすすめします。無料の会員登録は必要ですが、TAC出版の書籍販売サイトCyberBookStoreでは、TAC出版の書籍(テキスト・問題集)やDVDなどを、定価の10%~15%引きで購入することができます。
しかも送料は購入金額に関係なく無料なので、TAC出版のサイトから購入した方がいいと思います。
定価 2,160円(本体価格+税)のところ、会員価格 1,836円(本体価格+税) 15%OFF
第143回をあてる TAC直前予想 日商簿記3級
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無敵の簿記3級 第143回直前総まとめ
6.日商簿記3級対策講座の受講を検討する場合
単純に日商簿記3級を合格できればいいというだけなら独学で勉強しても十分対応可能ですが、将来1級や税理士、公認会計士を目指すつもりという方や、資格をすぐに就・転職活動に生かしたいという場合は、簿記の知識以外にも実務経験のある先生の余談などが聞けたり質問できたりするという点で、講座の受講がおすすめです。
試験に合格して資格を取れればそれで終わりということではなく、資格を生かして自分の人生を豊かにしていきたいという方が多いと思います。そんなとき、通学講座であれば先生にすぐ質問等ができるというのは大きな魅力です。通信講座の場合も、最近は電話やメールなどで質問を受け付けている学校が増えてきているので、独学の場合よりも多くの有益な情報を知ることができます。
最後に、日商簿記3級のおすすめ講座を紹介しておくことにします。
1.資格の学校 TAC
徹底比較はコチラ
▶TAC 日商簿記3級講座徹底比較 ! 自分にぴったりの講座を選ぼう!
定評あるTACの簿記講座です。
講座カリキュラムには合格に必要と思われる内容がバッチリ含まれているので、安心して勉強を進めることができます。
まずは資料請求をしてみるといいでしょう。
2.資格の大原
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▶大原 日商簿記3級講座徹底比較 ! 自分にぴったりの講座を選ぼう!
「簿記講座といえば大原」というくらい有名な学校です。
若くて元気な先生が揃っているので、通学講座を受講し、先生をつかまえて自分が理解できるまでしつこいくらいに質問してみるのもいいと思います。
多数の講座が開講しているので、まずは資料請求をしてみましょう。
3.LEC
法律系資格に強いLECでも日商簿記3級講座が開講されています。
資料請求やおためし受講をしてみましょう。
まとめ
日商簿記3級は、巷で言われているほど簡単な試験ではなく、内容を突き詰めていくと案外奥が深いものです。
合格は簿記を勉強する過程に過ぎません。3級を受験した先には、2級や1級、さらには税理士、会計士などの上位資格もあります。このような試験に挑戦する場合に、実は3級の勉強をどれだけ頑張ったかで差が出てきます。「3級の内容は簡単だから」と軽く見ないで、しっかり勉強するようにしてくださいね。
泣いても笑っても、あと約2週間です。
まずは仕訳を暗記してから、直前対策の問題を解きまくりましょう。
必ず道は開けます。合格目指してがんばっていきましょう!
当サイトも、合格を目指してがんばる皆さんを全力で応援します!!