「消耗品」とは
「消耗品」は、コピー用紙、帳簿やノート、ボールペン・鉛筆や石けん、蛍光灯などを資産として処理する勘定科目です。資産なので、増加したら借方、減少したら貸方に記入します。
期中、買ったときに「消耗品費」として処理する場合と、「消耗品」として処理する場合の2つの処理方法があります。
期中、買ったときに「消耗品」として処理する場合
ボールペン10本¥1,000を現金で購入した。
(借方) 消耗品 1,000
(貸方) 現金 1,000
(貸方) 現金 1,000
決算にあたり、ボールペンの未使用分2本¥200分であることが判明したため、使用分の¥800(¥1,000-¥200)を消耗品費勘定に振り替えた。
(借方) 消耗品費 800
(貸方) 消耗品 800
(貸方) 消耗品 800
この結果、当期の消耗品費(費用)の金額は、使った分の
¥800(=¥1,000-¥200)となり、次期に繰り延べられる消耗品の金額は¥200となります。
期中、買ったときに「消耗品費」として処理する場合
ボールペン10本¥1,000を現金で購入した。
(借方) 消耗品費 1,000
(貸方) 現金 1,000
(貸方) 現金 1,000
決算にあたり、ボールペンの未使用分2本¥200分を次期に繰り延べた。
(借方) 消耗品 200
(貸方) 消耗品費 200
(貸方) 消耗品費 200
この結果、当期の消耗品費(費用)の金額は、使った分の
¥800(=¥1,000-¥200)となります。