第147回日商簿記2級第1問2は外貨建取引(為替予約)の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
米国の取引先に対して、製品1,000ドルを3か月後に決済の条件で輸出した。輸出時の為替相場は1ドル¥110であったが、5,000ドルを3か月後に1ドル¥105で売却する為替予約が輸出の1週間前に結ばれていたため、この為替予約により振当処理を行う。
目次
解説
問題文の指示に従いながら、取引を仕訳にしていきます。
5,000ドルを3か月後に1ドル¥105で売却する為替予約が輸出の1週間前に結ばれていたため、この為替予約により振当処理を行う。
この指示により、製品1,000ドルを…輸出した 取引によって生じた売掛金1,000ドルに対して、先物為替相場(1ドル¥105)を乗じて円換算します。
外貨建売掛金:1,000ドル×¥105/ドル=¥105,000
製品1,000ドルを3か月後に決済の条件で輸出した。
輸出した=売り上げた
売上➡収益
収益の発生=貸方
(借)
(貸) 売 上 105,000
(貸) 売 上 105,000
売掛金➡資産
資産の増加=借方
(借) 売掛金 105,000
(貸)
(貸)
以上をまとめると解答の仕訳となります。
解答
(借) 売掛金 105,000
(貸) 売 上 105,000
(貸) 売 上 105,000
第147回日商簿記2級第1問
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