第146回日商簿記2級第1問1はクレジット売掛金の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
商品¥20,000をクレジット払いの条件で販売した。なお、販売代金の2%にあたる金額を信販会社へのクレジット手数料として販売時に計上し、信販会社に対する債権から控除する。
目次
解説
問題文の指示に従いながら、取引を仕訳にしていきます。
商品¥20,000をクレジット払いの条件で販売した。
商品¥20,000を販売したので「売上」を計上します。
売上➡収益
収益の発生=貸方
(借)
(貸) 売 上 20,000
(貸) 売 上 20,000
…なお、販売代金の2%にあたる金額を信販会社へのクレジット手数料として販売時に計上し…
クレジット手数料¥400(=¥20,000×2%)を計上ます。
クレジット手数料➡支払手数料➡費用
費用の発生=借方
(借) 支払手数料 400
(貸)
(貸)
…クレジット手数料…信販会社に対する債権から控除する。
クレジット手数料分の¥400を信販会社に対する債権から控除するため、債権金額は¥19,600(=¥20,000-¥400)となります。
クレジット売掛金➡資産
資産の増加=借方
(借) クレジット売掛金 19,600
(貸)
(貸)
以上の仕訳をまとめると解答の仕訳となります。
解答
(借) クレジット売掛金 19,600
(借) 支払手数料 400
(貸) 売 上 20,000
(借) 支払手数料 400
(貸) 売 上 20,000
第146回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | クレジット売掛金 |
2 | 研究開発費 |
3 | 圧縮記帳 |
4 | 会社設立時の株式の発行 |
5 | 消費税 |