第133回簿記2級第4問は工業簿記から仕訳問題が出題されました。
仕訳問題の1問目は材料の購入取引です。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような仕訳になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
材料 100,000円を掛けで購入し、当該材料が工場の材料倉庫に納入された。
目次
解説
材料 100,000円を掛けで購入し、当該材料が工場の材料倉庫に納入された。
材料は価値あるもの、つまり資産なので増えたら借方に仕訳します。
材料➡資産
…購入し➡資産の増加=借方
(借) 材 料 100,000
(貸)
(貸)
…掛けで購入し…
材料の代金については、現金支払いではなく掛け(後払い)にしています。材料の代金を後払いにしてもらったときは、「買掛金」を使って仕訳します。
「買掛金」はあとでお金を支払う義務を表す科目(負債)なので、増えたら貸方で仕訳します。
材料…を掛けで購入➡買掛金
買掛金➡負債
掛けで購入し➡負債の増加=貸方
(借)
(貸) 買掛金 100,000
(貸) 買掛金 100,000
上の2つを合わせると解答の仕訳となります。
解答
(借) 材 料 100,000
(貸) 買掛金 100,000
(貸) 買掛金 100,000