第133回日商簿記2級第1問3は銀行勘定調整表・当座預金の修正の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
当社の当座預金勘定の残高と銀行からの残高証明書の残高の照合をしたところ、備品購入に伴い生じた未払金の支払いのために振り出した小切手 ¥50,000が金庫に保管されており、未渡しの状況であることが判明した。銀行勘定調整表を作成するとともに、当社側の残高調整のための処理を行った。
目次
解説
…備品購入に伴い生じた未払金の支払いのために振り出した小切手 ¥50,000が金庫に保管されており、未渡しの状況である…
未払金➡負債
小切手を振り出したときの仕訳
未払金の支払い➡負債の減少=借方
当座預金➡資産
当座預金の減少=貸方
(借) 未払金 50,000
(貸) 当座預金 50,000
(貸) 当座預金 50,000
を取り消すためこの逆仕訳を行います。
借方未払金を取り消す=貸方未払金
貸方当座預金を取り消す=借方当座預金
解答
(借) 当座預金 50,000
(貸) 未払金 50,000
(貸) 未払金 50,000
第133回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
---|---|
1 | 荷為替の取組み |
2 | 有価証券の売却(移動平均法) |
3 | 銀行勘定調整表・当座預金の修正 |
4 | 株式の発行、創立費 |
5 | 不渡手形、保証債務の取崩し |