第130回日商簿記2級第1問3は生産高比例法の処理について仕訳問題が出題されました。
本試験問題の改題を掲載しますので、どのような解答になるか考えてから解説を読んで確認してみてください。
問題
決算のため、営業用のトラック2台(1台あたりの取得原価 ¥2,000,000)に対し、生産高比例法により減価償却(間接法で記帳)を行った。これらのトラックの残存価額はともに取得原価の10%、見積走行可能距離はともに360,000 kmである。当期の実際走行距離は、1台は20,000 km、もう1台は10,000 kmであった。車両減価償却累計額勘定を用いること。
目次
解説
生産高比例法によって減価償却費を計算すると
¥2,000,000×0.9÷360,000km×(20,000km+10,000km)=¥150,000
と求められます。
そこで¥150,000を減価償却費に計上します。
解答
(借) 減価償却費 150,000
(貸) 車両減価償却累計額 150,000
(貸) 車両減価償却累計額 150,000
第130回日商簿記2級第1問
問 | 出題論点・解説ページへのリンク |
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1 | 有価証券の購入、端数利息の処理 |
2 | 不渡手形 |
3 | 生産高比例法 |
4 | 株式の発行、創立費 |
5 | 試用販売 |