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日商簿記1級 連結会計を得意にする勉強法

子会社・関連会社と親会社の関係図

日商簿記1級に合格するためには、試験でよく出題される連結会計を得意にしておくことが大切です。

ただ、連結会計は講座カリキュラムの後半(つまり試験直前)で登場することが多く、特に初めて受験する場合は「ひととおり勉強したもののまだ知識が定着していない」状態で試験本番を迎え、「やっぱり出題された→問題が解けず撃沈」となりかねない恐い分野でもあります。

そのため、連結会計の授業はまだという方も、この分野は早めに自習して対策を立てておきたいところです。

ここでは、連結会計の対策がまだ終わっていないという方向けに、今からできる連結会計攻略法をまとめておくことにします。

▼1級の商業簿記・会計学全体の勉強の仕方についてはこちらの記事もお読みください。
〔出る順〕で予想する日商簿記1級 商業簿記・会計学

子会社・関連会社と親会社の関係図

目次

連結会計の基本(連結修正仕訳)をマスター

まずはお手持ちのテキストの連結会計の部分を読んで、連結修正仕訳をひととおり確認しましょう。

TACなら よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級商業簿記・会計学Ⅲ、ネットスクールなら 日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 基礎編II(とおる簿記シリーズ) などにある連結会計の部分を読み進めていけばOKです。

TAC出版から出ている 一番わかりやすい 連結会計の教科書(旧:はじめて学ぶ連結会計) もいいでしょう。

連結精算表をマスター

テキストを使って連結会計の会計処理(連結修正仕訳)をひととおり勉強したら、次に連結精算表を作ってみます。

連結会計の流れをざっくりとまとめると

  1. 親会社の財務諸表と子会社の財務諸表を連結精算表上で合算
  2. 連結精算表上で連結修正仕訳を計上
  3. 連結貸借対照表、連結損益計算書などの連結財務諸表を作成

という感じになります

連結精算表は連結会計の流れが一覧できてわかりやすく、連結精算表を実際に書き込みながら完成させていくと、理解が格段に進むのでおすすめです。

連結精算表についての説明は、ネットスクールの 日商簿記1級に合格するための学校[テキスト]商業簿記・会計学 基礎編II(とおる簿記シリーズ) が一番詳しいようです。

学習の順番としては

  内容
1 テキストで連結修正仕訳を理解する
2 連結精算表の例題を解く
(ネットスクールのテキストなど)
3 113回商業簿記(連結精算表)を解く
ネットスクールの日商簿記1級過去問題集 2015年11月対策

という流れで進めていくのがいいでしょう。

連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書)作成問題をマスター

113回商業簿記の連結精算表の問題を何回か繰り返し解いて連結会計の流れが理解できたら、次は連結財務諸表作成問題をやってみましょう。連結財務諸表作成というと難しく感じるかもしれませんが、連結精算表の流れをもとに連結貸借対照表や連結損益計算書に形を置き換えるだけなので、連結精算表ができれば連結財務諸表作成問題にもスムーズに移ることができるはずです。

タイムテーブルを使った解き方

連結精算表の問題は「消去・振替」欄に連結修正仕訳を書き込んでいくことができるので、勘定科目ごとの金額の動きがわかりやすく、連結会計の解き方を学ぶのに適しています。

ところが、126回商業簿記のように連結貸借対照表や連結損益計算書の作成を要求されている場合は、連結修正仕訳をすべて下書き用紙に書き出してそれをもとに加算・減算を繰り返して解答していくのでは、時間がかかりすぎてしまい制限時間内に解き終わらなくなってしまいます。

そこで、連結財務諸表の問題を解く場合には、子会社の純資産の動きを把握するためのタイムテーブルと呼ばれる図を書きそれをもとに解答していくのが一般的です。

ここでは、タイムテーブルを使いながら効率よく126回商業簿記が解けるようになることが目標となります。

  内容
4 連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書)作成の例題を解く
5 126回商業簿記(連結貸借対照表、連結損益計算書)を解く

連結タイムテーブル

その他の連結財務諸表作成問題をマスター

連結精算表と連結財務諸表(連結貸借対照表、連結損益計算書)の問題ができるようになったら、その他の連結会計の問題にもチャレンジします。

  内容
6 テキストで連結包括利益計算書について学習
7 131回商業簿記(連結貸借対照表、連結包括利益計算書)
8 134回商業簿記(連結貸借対照表、連結包括利益計算書)
9 138回会計学(連結包括利益計算書)
10 テキストで連結キャッシュ・フロー計算書について学習
11 114回会計学(連結キャッシュ・フロー計算書)
12 140回会計学(連結キャッシュ・フロー計算書)
13 131回会計学(株式交換、連結会計)
14 137回会計学(株式移転、連結会計)

このような流れで連結会計の過去問演習を中心に進めていけば、連結会計を得意分野にできるはずです。

スケジュール

第141回日商簿記検定まであと約80日です。

可能であれば、そのうち10日間(できれば2週間)を使って連結会計を集中的に勉強するといいと思います。

苦手な受験生が多い連結を得点源にできれば、合格は目の前です。がんばりましょう!

  目標日数
連結対策 14日間
原価計算対策 10日間
工業簿記対策 14日間
合計 38日間
商業簿記対策 残りの時間すべて

▼1級の商業簿記・会計学全体の勉強の仕方についてはこちらの記事もお読みください。
〔出る順〕で予想する日商簿記1級 商業簿記・会計学

▼工業簿記・原価計算対策についてはこちら
日商1級に合格するには工業簿記・原価計算を得点源にしよう!

▼日商簿記1級おすすめの過去問題集(ネットスクールのサイトでは会員登録で10%OFFになります)
ネットスクールの日商簿記1級過去問題集 2015年11月対策

 
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