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賃金・給料要支払額

労務費の仕訳

工業簿記第4問で仕訳問題が出題された場合にはここで扱っている仕訳問題の解き方を使えば簡単に答えを出すことができます。

今回は賃金・給料要支払額の求め方について確認していきましょう。

問題

直接工の賃金・給料の前月未払高80,000円、当月支払高300,000円、当月未払高90,000円であった。直接工の賃金・給料要支払額はいくらか。
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解説

要支払額を求める場合は、当月分から考えるとわかりやすくなります。当月支払高、当月未払高と「当月」がつくものは当月の費用とします。

当月支払高➡当月の費用

当月支払高は、当月の費用と考えます。

賃金・給料➡費用

賃金・給料の支払い➡費用の発生=借方

(借) 賃金・給料 300,000
  (貸) 

当月未払高➡当月の費用

当月未払高は当月、賃金・給料として発生しているにも関わらず、勤怠締日以降の賃金・給料のため、まだ支払われず費用計上もされていない賃金・給料をいいます。

賃金・給料➡費用

費用の見越し計上=借方

(借) 賃金・給料 90,000
  (貸) 

前月未払高➡前月の費用➡当月の費用ではない

前月未払高は前月末時点で見越計上を行っています。前月未払高は前月分の費用で当月の費用ではないため、当月の賃金・給料から減らします。(再振替仕訳)

賃金・給料➡費用

費用の減少=貸方

(借) 
  (貸) 賃金・給料 80,000

解答

賃金・給料勘定の残高が要支払額となります。

(借) 賃金・給料 300,000
(借) 賃金・給料  90,000
  (貸) 賃金・給料 80,000

賃金・給料勘定の残高=300,000円+90,000円-80,000円
310,000円 (要支払額)

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