第143回日商簿記1級の出題を予想します

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2016年6月12日に実施される第143回日商簿記1級試験の出題予想を行います。

日商簿記1級の試験範囲には簿記の全てが含まれます。そのため試験範囲は大変広くなっています。

その上、本試験では予想の裏をつく問題が出題され予想がムダになったり、今まで見たことのない問題が出題され試験本番でパニックになり実力を発揮できずに終わるということもあります。

このように試験対策が非常に難しい1級試験ですが、どの論点が出題されやすいのかを考える(=出題を予想する)ところから試験対策を考えていきたいと思います。

〔出る順〕で予想する日商簿記1級 商業簿記・会計学 も合わせてお読みください。

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対策1 最近の過去問を解く

簿記3級や簿記2級の試験では同じ論点が連続で出題されることはあまりありません。これに対して、1級では前回の試験で出来が悪かった問題を次の試験でも繰り返し出題したり、比較的最近出題された論点が再度出題されるということがあります。

そこで、前回試験で出題された論点であっても出題予想から外して対策をしないということはできません。

まずは最近の過去問を解き直したり復習して、もし同じ論点から出題されたら解けるようにしておくことが大切です。

商業簿記・会計学で注意すべき論点

商業簿記・会計学で出題されている最近6回の試験から主な論点を書き出してみると下の表のようになります。

表をもとに共通する単語や似た語句を赤字にしてみると

  1. 遡及適用、遡及修正
  2. 共用資産がある場合の減損の処理
  3. 資産除去債務
  4. 社債、新株予約権付社債
  5. 為替予約
  6. 長期貸付金
  7. リース取引
  8. 退職給付会計
  9. 外貨建有価証券の換算
  10. 連結包括利益計算書

といった10個の論点が浮かび上がってきます。この10個の論点は繰り返し出題されている論点です。

表に載せきれなかった細かい論点も含めると繰り返し出題されている論点はさらに多くなります。

この今後も繰り返し出題される可能性が高い10個の論点については、次出題された場合に正解できるように対策しておくべき、ということになります。

つまり

  1. 最近の6回の試験問題から繰り返し出題されている論点
  2. 最近の6回の試験問題から1回出題されている論点

が出題可能性が高く、優先的に勉強すべき論点になります。

商業簿記

回数 論点
141 長期貸付金の譲渡、リース取引、商品売買、資産除去債務、金利スワップ、社債(分割償還)など
140 会計方針の変更による遡及適用共用資産がある場合の減損の処理資産除去債務、ストック・オプション、社債など
138 為替予約、売価還元法、長期貸付金、過去の誤謬の訂正(遡及修正)、リース契約の途中解約、新株予約権付社債の権利行使、退職給付会計など
137 本支店会計(在外支店)、外貨建有価証券の換算為替予約
135 未着品販売、割賦販売、長期貸付金、セール・アンド・リースバック、外貨建有価証券の換算退職給付会計など
134 連結貸借対照表、連結包括利益計算書

会計学

回数 論点
141 買戻条件付き有価証券の売却、株式交換
141 連結損益計算書
140 分配可能額
140 連結キャッシュ・フロー計算書
138 連結包括利益計算書
137 株式移転連結会計
137 資産除去債務
135 所有権移転外ファイナンス・リース取引、減損会計
134 減損会計共用資産がある場合の減損の処理

連結会計について

商業簿記と会計学の出題論点をよく見ると、134回商業簿記で連結貸借対照表、連結包括利益計算書、137回会計学で株式移転、連結会計、138回会計学で連結包括利益計算書、140回会計学で連結キャッシュ・フロー計算書、141回会計学で連結損益計算書というように連結会計がらみの問題が毎回のように出題されています。

つまり、日商簿記1級試験の試験委員の先生方は連結会計に関して問題意識が高く、連結会計がらみの問題がよく出題される傾向にあるということがわかります。

したがって1級に合格するには連結会計をマスターしておく必要があるということがいえます。

ここで最近の試験での連結会計がらみの出題を整理しておきましょう。

回数 論点
141会計学 連結損益計算書
140会計学 連結キャッシュ・フロー計算書
138会計学 連結包括利益計算書
137会計学 株式移転、連結会計
134商業簿記 連結貸借対照表、連結包括利益計算書
131商業簿記 連結貸借対照表、連結包括利益計算書
131会計学 株式交換、連結会計
126商業簿記 連結貸借対照表、連結損益計算書
122会計学 持分法
117商業簿記 連結貸借対照表、連結損益計算書
114会計学 連結キャッシュ・フロー計算書
113商業簿記 連結精算表

この表からも143回の検定試験で連結会計がらみの問題が出題される可能性は極めて高いと思います。そのため、最低でも過去に出題された連結会計がらみの問題はできるようにしておかなければなりません。

113回とか114回の古い問題は手に入らないよと言う方もいらっしゃると思いますが、スペシャルチョイス問題のあるネットスクールの過去問題集では、113回商業簿記と114回会計学の問題を含め黄色い網掛けの問題が全て収録されています。

授業で連結会計を勉強したらネットスクールの過去問題集で連結会計の過去問を解いてできるようにしておくといいでしょう。特に113回商業簿記の連結精算表は連結会計のしくみを学べる基本問題の良問なので、この問題をベースにするのがおすすめです。

▼連結会計の攻略法については、このページをご覧ください。
日商簿記1級 連結会計を得意にする勉強法

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工業簿記・原価計算で注意すべき論点

工業簿記・原価計算は、商業簿記・会計学よりは論点数が多くありません。

この表にある過去6回分の問題は繰り返し解いて必ずできるようにしておくべき問題といえます。

工業簿記

回数 論点
141 原価の基礎的分類・補助部門費の配賦
140 費目別計算・本社工場会計
138 標準原価計算(配合差異・歩留差異)
137 工程別組別総合原価計算
135 費目別計算
134 標準原価計算(修正パーシャルプラン)

原価計算

回数 論点
141 CVP分析、セールスミックス、事業部の業績測定(理論)
140 設備投資の意思決定
138 直接標準原価計算
137 直接原価計算
135 CVP分析、業務的意思決定
134 設備投資の意思決定(取替投資)

▼工業簿記・原価計算の対策については、このページをご覧ください。
日商1級に合格するには工業簿記・原価計算を得点源にしよう!

試験対策に使えます。詳しい解説つきの解答速報(無料)を取り寄せておきましょう。
簿記講座【資格の大原】
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対策2 試験範囲を網羅する

対策1で見てきた通り、最近6回分の試験問題を分析するだけでも、出題が予想される論点がある程度見えてきます。

ただ、これらの論点をマスターしたとしても本試験で出題された問題が難しければ間違えてしまう可能性があります。そうすると合格点を取るには足りません。そこで、最近6回の試験で出題されていない論点の問題についてもできるようにしていく必要があります。

つまり、日商簿記1級の試験対策を進めるにあたっては

試験範囲を網羅した勉強

を意識して進めていくことも大切なのです。

しかし日商簿記1級の試験範囲は膨大です。膨大な範囲を網羅しなければならないと考えると気が重くなって勉強が嫌になってやる気が起きません。

そこでまずは

出題が予想される論点を集中的に勉強する

のが効果的です。

予想論点を繰り返し勉強してできるようになってくると、これが出れば合格できるという自信につながります。

自分に自信がついてくると不思議とやる気も湧いてきます。

こうしてやる気が湧いてきた状態で、次は予想論点以外の範囲に進み、一つずつ攻略していけばいいでしょう。

※参考 代表的な日商簿記1級テキストの目次

よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級商業簿記・会計学I Ver.11.0
テーマ1 商業簿記・会計学総論
テーマ2 商品売買の会計処理と原価率・利益率
テーマ3 棚卸資産
テーマ4 割賦販売
テーマ5 委託販売
テーマ6 工事契約

よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級商業簿記・会計学II Ver.11.0
テーマ1 税金・税効果会計
テーマ2 現金預金
テーマ3 金銭債権・貸倒引当金
テーマ4 有価証券
テーマ5 外貨換算会計
テーマ6 デリバティブ取引
テーマ7 有形固定資産
テーマ8 リース取引
テーマ9 無形固定資産・投資その他の資産
テーマ10 繰延資産、研究開発費等
テーマ11 引当金
テーマ12 退職給付会計
テーマ13 社債
テーマ14 純資産(資本)

よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級商業簿記・会計学III Ver.11.0
テーマ1 本支店会計
テーマ2 企業結合,合併
テーマ3 株式交換・会社の分割
テーマ4 連結会計(I)
テーマ5 連結会計(II)
テーマ6 連結会計(III)
テーマ7 連結会計(IV)
テーマ8 連結会計(V)
テーマ9 外貨建財務諸表項目
テーマ10 キャッシュ・フロー計算書

よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級工業簿記・原価計算I Ver.5.0 
テーマ1 総論
テーマ2 原価記録と財務諸表
テーマ3 個別原価計算
テーマ4 材料費会計
テーマ5 労務費会計
テーマ6 経費会計
テーマ7 製造間接費会計
テーマ8 原価の部門別計算(I)
テーマ9 原価の部門別計算(II)
テーマ10 個別原価計算における仕損

よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級工業簿記・原価計算II Ver.5.0
テーマ1 総合原価計算の基礎
テーマ2 仕損・減損が生じる場合の計算
テーマ3 工程別総合原価計算
テーマ4 組別・等級別総合原価計算
テーマ5 連産品の原価計算
テーマ6 標準原価計算の基礎
テーマ7 標準原価計算における仕損・減損
テーマ8 原価差異の会計処理
テーマ9 標準の改訂

よくわかる簿記シリーズ 合格テキスト 日商簿記1級工業簿記・原価計算III Ver.5.0
テーマ1 経営管理のための会計情報
テーマ2 直接原価計算
テーマ3 直接標準原価計算
テーマ4 企業予算の編成
テーマ5 原価・営業量・利益関係の分析
テーマ6 最適セールス・ミックスの決定
テーマ7 事業部の業績測定
テーマ8 予算実績差異分析
テーマ9 差額原価収益分析
テーマ10 設備投資の意思決定
テーマ11 戦略の策定と遂行のための原価計算

 
★勉強法について解説したこちらのページもお読みください。
日商簿記1級に合格する勉強法

▼1級の商業簿記・会計学全体の勉強の仕方についてはこちらの記事もお読みください。
〔出る順〕で予想する日商簿記1級 商業簿記・会計学

▼網羅的な論点学習にはこのセットがおすすめです。
日商簿記1級 よくわかる簿記シリーズ 厳選合格セット

日商簿記1級 よくわかる簿記シリーズ 厳選合格セット

日商簿記1級 よくわかる簿記シリーズ