明治大学法科大学院教授が、教え子の女子に司法試験の問題を漏洩

スポンサーリンク

今日9月8日は司法試験の合格発表だそうです。

そんな重要な日に大変なニュースが飛び込んできました。

平成27年司法試験合格者受験番号

法務省は8日、今年の司法試験の出題内容を受験生に漏らしたとして、考査委員を務めていた青柳幸一・明治大法科大学院教授(67)を解任し、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で東京地検に告発したそうです。

司法試験漏えい:明大院教授を刑事告発 東京地検が捜査

明治大学

問題・答案用紙・詳しい解説つき解答速報(無料)の請求はこちら
TAC 第146回 日商簿記検定3・2・1級 解答速報
フォーサイトの日商簿記解答速報
簿記講座【資格の大原】
ひとりじゃない「独学」を実現したTACの独学道場
日商簿記 独学道場
行政書士 独学道場
宅建士 独学道場
スポンサーリンク

司法試験の問題を漏洩

青柳教授は憲法分野の問題を作成する考査委員のメンバー。法務省などによると、5月に実施された司法試験論文式試験で、試験前に自ら作成した問題の内容を漏らし、解答として論述すべき事項を指導していました。

この受験生の憲法分野の得点は突出して高かったため、不審に思った他の考査委員が司法試験委員会に対して「一定の情報漏えいがなくては作成困難な答案内容だ」と情報提供したことにより、漏えいが発覚しました。

法務省は「漏えいがあったのは1人と判断した」と説明しているそうです。

明治大によると、青柳教授は8日未明に大学院関係者と電話で話した際、漏えいを認めた上で「東京地検の捜査を受けており、詳しくはお答えできない。大学と社会に迷惑をかけ申し訳ない」と話したとのこと。

「女子学生食事に誘う」評判も

青柳教授の授業を受けた明治大法科大学院の男子大学院生の話。

「法律の基本や歴史的背景などが分かりやすく、授業の評判は良い。ただ、女子学生を高級な食事に誘うと評判で、実際に行った知り合いもいる。法曹への信頼に関わるので、教える人と試験問題を作る人は分けた方が良い」

明治大法科大学院の同僚の男性教授の話。

「大変な衝撃を受けた。学生に司法試験に合格してほしい気持ちは教授としてはみな同じだが、試験内容を教えるのはゆがんだ親心だ。不正な手段で合格した人がいるとなると法曹界全体が揺らぐ」

他大の法学部教授の話

「恐れていたことが現実になった印象だ。正義を実現する法律家を育てる試験で、こんなインチキがなされ、まじめに取り組んできた学生たちが可哀そうでならないし、許せない」「法科大学院はどこも人手不足。人員配置の課題と悪質な教員の存在が掛け合わさり、起きるべくして起きた」

司法試験漏えい:明大院教授「女子学生食事に誘う」評判も

暗記が役に立たない会計系資格では通常考えられない事件

実は、司法試験の問題が漏洩したのはこれが初めてではなく、2007年の慶應ロースクールの答案練習会事件に続いて2件目。事実であれば、国家公務員法(守秘義務)違反という刑事事件になってしまう重大事件です。

法科大学院が実質的に司法試験の受験予備校であるにもかかわらず、その学校の教師と試験問題の作成者が同じという構造的な問題点があり、その問題点が2004年の制度発足時から指摘されていたにも関わらず放置され、2007年、2015年と続けて事件が起こってしまったことになります。

普通に考えて、この2つの事件は氷山の一角に過ぎず、他にも漏えいは行われているのではないかと疑ってしまいます。

このように信頼が地に落ちた法科大学院への進学は、非常に不人気でそんな今こそチャンスという方もいらっしゃいますが、本当にそうでしょうか。

もしかすると、問題の根底には暗記が通用する試験と言う試験問題の特性に依っているのかもしれません。

仮に簿記や税理士試験などの会計系の資格であれば、数字の羅列にすぎない模範解答は暗記すること自体無理無意味な話で、誰も解答を漏えいしようとはしないと思います。

その意味で簿記検定試験のような会計系の資格試験のほうが試験問題の性質から問題の漏えいが起こりにくく、公平性が保たれているということができるかもしれません。

日商簿記141回検定試験まで約2か月となりました。簿記は(おそらく)公平性が保たれていて、がんばればその成果がきちんと結果に反映される試験です。

最後の最後まであきらめず、勉強を続けていきましょう。